みなさんこんにちは。
「この青空に、エロゲを求めて」管理人のCyberです。
今回は「2022年に発売されたおすすめのエロゲを5作+全年齢対象作品を1作」紹介します。
体感ですが、2022年のエロゲは豊作で面白い作品が多かった気がしますね。
その中でも特に私の心に残った6作品を紹介していきたいと思います。
ちなみに全年齢の1作に関してはどうしても紹介したかったので、入れさせていただきました。
いや本当に良かったんですよ。
「これは全人類にプレイしてほしい……!」と思うぐらいには。
詳細はそちらの項目で述べさせていただきますので、ぜひ最後までご覧ください!
蒼の彼方のフォーリズム EXTRA2
タイトル | 蒼の彼方のフォーリズム EXTRA2 |
ブランド | sprite |
公式ジャンル | ADV |
発売日 | 2022年5月27日 |
1作目はspriteから発売された、
「蒼の彼方のフォーリズム EXTRA2」です。
本作は「蒼の彼方のフォーリズム」の続編となっており、
みさきルートのアフターストーリーが描かれた作品ですね。
「蒼かなの正統続編」と公式が宣伝していたので期待が高まっていた本作ですが、
その期待に恥じない素晴らしいデキとなっていました。
- 進化したFCの演出
- さらに成長した選手たちがぶつかり合う熱いドラマ
- みさきの濃い心情描写
といった点が魅力となっています。
特に、進化したFCの演出は思わず目を見張るほどハイクオリティ。
様々な視点、角度から選手たちの熱い攻防を描いており、
一試合終える度に「ふぅ……」とこちらも一息ついてしまうほどでした。
ひとつひとつの試合が熱すぎる。なんだこの神ゲー
— Cyber@ERG感想ブログ⌨やってます! (@cybernhmksk) May 29, 2022
(プレイ時の私のツイートです)
CGが豊富でどんどん差し込まれていくので、
「今どういう状況なのか」が手に取るようにわかるんですよね。
臨場感のある試合を思う存分堪能できます。
前作の蒼かなを確実に進化させたEX2は、
みさきルートのアフターとして完璧に近い完成度を誇っていたかと思います。
本記事はランキング化しているわけではありませんが、
もし順位を付けるのであれば、2022年のエロゲは蒼かなEX2が1位だったかなと。
「蒼の彼方のフォーリズム」をプレイ済みの方は絶対にプレイしてください。
EX2をプレイしないのは本当に損失なので、未プレイの方は今すぐにプレイしましょう!
ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-
タイトル | ジュエリー・ハーツ・アカデミア-We will wing wonder world- |
ブランド | きゃべつそふと |
公式ジャンル | 落ちこぼれクラスが世界を救う青春学園ファンタジー |
発売日 | 2022年7月29日 |
2作目はきゃべつそふとから発売された、
「ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-」です。
ジュエハは「強い意志を持つ人物が特殊な能力を宿す」というオリジナルの世界を舞台に、
各人の譲れない意志と意志がぶつかり合うファンタジーバトル作品ですね。
特殊な組織に所属するエージェントの主人公と、
個性溢れるペガサス組の面々がぶつかり合いながらも徐々に団結していく物語。
- クラスメイトが団結していく熱い過程
- テンションがブチ上がる主題歌・BGM
- 頭をぶん殴られる衝撃のトリック
といった点が魅力となっています。
共通の敵を見据えて、次第に仲間に友情が芽生えていく様子はまさに王道。
口汚く罵り合うペガサス組の成長ぶりは必見です。
本作の中盤以降で「ある課題」が浮き彫りになりますが、
主人公たちがその難しい課題をどう解決するのかが見物となっています。
非常にデリケートなテーマを真っ向から描いているので、そこに関しては挑戦的な作品だと感じましたね。
また、本作のライターはあの冬茜トム氏なので、
例のトリックはもちろん健在です。
本作はそのトリックも一発ネタにとどまらず、その後の展開にしっかり繋がっていきます。
衝撃的なシーンですが、本作の「核」とも言える事実を描いた非常に重要なシーンとなっているので、ここはぜひ注目してほしいですね。
一方で、ラストシーンに関してはわりと批判の意見が目立ちます。
私もラストは批判したい側の人間で色々不満はあるので、そこに関して擁護する気は全くありません。
ただ、「ラストに至るまでの過程」に関してはとても良かったと思っています。
特に、どんな逆境にもめげずに己の意志の輝きを放ち続けたベルカはとても魅力的なヒロインであり、
彼女に関連するストーリーのデキも非常に良かったです。
彼女の1本芯の通った振る舞いはとてもかっこよく、見習いたいと思いましたね。
ラストシーンこそ惜しいものの、
そこに至るまでのドラマが白熱するジュエハは十分、2022年の良作と言えるでしょう。
私はかなり好きな作品です。
意志と意志がぶつかり合う少年少女たちの熱いドラマを、ぜひ見届けてみてください!
AMBITIOUS MISSION
タイトル | AMBITIOUS MISSION |
ブランド | SAGA PLANETS |
公式ジャンル | 謎解き怪盗アドベンチャー |
発売日 | 2022年5月27日 |
3作目はSAGA PLANETSから発売された、
「AMBITIOUS MISSION」です。
アンミツは主人公とヒロインの“有瀬かぐや”率いる怪盗部が、
沙幌に散らばる12の宝石「アンビシャス」を集めるべく奔走する物語。
- アンビシャスを集めると明らかになる意外な真実
- エンタメ性の高いシナリオ
- 綺麗な絵柄の可愛いヒロイン
といった点が魅力となっています。
私が本作で特に印象に残ったのは、
有瀬かぐやの姉である有瀬あてなですね。
彼女は車椅子生活を余儀なくされて不自由を抱えていますが、
精神的に成熟した魅力溢れるお姉さんです。
「運命を信じるか否か?」という問いに対して、彼女は以下の返答をします。
あてな
「運命というものが、本当にあるのか、ないのか。わたくしには確たることは言えません。けれど」
あてな
「わたくしが今生きているこの一分一秒がすでに決まっているだなんて思いたくないですわ」
あてな
「だってそんなものが決まっているなら。いま、わたくしの手の中にあるものも、誰かに決められていたということになってしまう」
あてな
「自分の手の中には、自分自身が選び取ってきたものがある。そう思いたいんですの」
運命否定派のあてなの意見からは、今の自分を大切にしていることがよく伝わってきます。
自分が生きてきた人生は他の誰でもない、自分自身の人生である。
もし、人生をやり直せるような機会が目の前に転がってきたとして、
自分はあてなのような毅然とした態度でそれを振り払えるだろうかと、少し考えさせられましたね。
お金の話や人生の捉え方など、アンミツは参考になる話が多い作品です。
「なんだか真面目な作品なのかな?」と思う方もいるかもしれませんが、
作風自体は全然固くないので安心してください。むしろギャグとか多いので緩いです。
アンミツはときに参考になる話も交えながら、
エンタメとしてもしっかり楽しませてくれる高品質なエロゲです。
現代怪盗モノエロゲを楽しみたい方はぜひプレイしてみてください!
なおプレイする際は注意してくださいね。
スタイリッシュで可憐な美少女怪盗にうっかり見惚れてしまうと、
ハートとため息を盗まれてしまいますよ。
FLIP*FLOP 〜INNOCENCE OVERCLOCK〜
タイトル | FLIP*FLOP 〜INNOCENCE OVERCLOCK〜 |
ブランド | DiGination |
公式ジャンル | オレとティンクのドタバタ青春恋愛ADV |
発売日 | 2022年10月28日 |
4作目はDiGinationから発売された、
「FLIP*FLOP 〜INNOCENCE OVERCLOCK〜」です。
フリフロは、亡くなった祖父からスマホを託された主人公“六郷志伸”が、
AIアシスタントの人型ティンク“イオ”と仲を深めていくSF青春恋愛物語。
- 最高に可愛いイオ
- アニメーションの凝った演出
- 美麗なグラフィックと快適なシステム
といった点が魅力となっています。
フリフロの魅力はなんといってもイオの可愛さにつきますね。
“ティンク”と呼ばれるAIアシスタントのイオは主人公を懸命にサポートしてくれるわけですが、
その様子があまりにも可愛すぎるので、見ているだけで癒されます。
イオ
「負けないぞー! 勝つぞー! えいえいおー! クイーンの凄さ、見せつけちゃうんだからねー!」
イオは四六時中主人公に付き従うわけですが、
男としては一人にならなければいけない時間もありますよね。
主人公がアレを処理しようとする場面では……
イオ
「ボクをオカズにして抜いてよ!」
こんな爆弾発言も飛び出しますw
ホログラム体のイオは主人公に触れられないわけですが、
あるイベントをきっかけに自分の身体を手に入れます。
本作の近未来設定を活かしたイベントになっているので、ここはぜひ注目してほしいですね。
アニメーションの演出も入って豪華です。
一方で、シナリオに関してはかなり薄めとなっています。
シリアスは一応ありますが添える程度なので、
イオとのイチャラブをメインに据えた作風でしたね。
「となると、イオが可愛いだけの作品なの?」と思った方もいるかもしれませんが、その認識は甘いです。
可愛いだけ、ではないんですよ。
イオは最高に可愛いんです。
実際にプレイしていただけると、私の言っている意味がわかると思います。
ロープライスなので安価ですし、
ボイスを全部聴いても11時間ぐらいでサクっと終わるので、騙されたと思ってぜひ。
とにかく可愛いヒロインとイチャイチャしたい方には、フリフロはかなりおすすめの作品ですよ。
ハミダシクリエイティブ凸
タイトル | ハミダシクリエイティブ凸 |
ブランド | まどそふと |
公式ジャンル | 学園に来てくれる美少女と青春を謳歌する学園恋愛ADV |
発売日 | 2022年11月25日 |
5作目はまどそふとから発売された、
「ハミダシクリエイティブ凸」です。
ハミクリ凸は前作ヒロインたちの後日談と、
新規ヒロインの竜閑天梨のルートが搭載された、ハミダシクリエイティブの続編です。
- アメリを攻略してラブラブになれる
- 前作ヒロインたちともっとイチャイチャできる
といった点が魅力となっています。
ハミクリは陰キャの主人公とハミダシ者のヒロインたちの掛け合いが笑える、
地に足のついた学園モノといった感じの作品でしたが、続編の凸でもその面白さは健在です。
ヒロインに昇格したアメリはさらに可愛くなっており、
前作ヒロインたちのアフターも力が入っていたので、個人的には大満足でした。
アメリのルートは前作の共通ルートであった細かなやり取りが拾われていて好感が持て、
付き合うまでの過程はもう「青春!」って感じで妬けちゃいました。
また、見せ場の文化祭もアメリの個性をしっかり活かした演目で、全く隙がないデキ。
多くのアメリファンが納得できるような、非常にレベルの高い仕上がりになっていたかと思います。
天梨
「あ! それじゃあお礼になるかわからないけど、かいちょーのアルバイト先まで差し入れ持っていっても、いっ……いーぃ?」
前作ヒロインのアフターは、
詩桜と妃愛が特に良かったですね。
詩桜アフターは前作で消化不良だった要素を見事に解消して素晴らしかったですし、
妃愛アフターは前作の文化祭に対応したイベントが用意されていて、かなり感動できます。
前作の時点で完成度の高かったハミクリの続編ということで、ぶっちゃけハードルが上がっていたかと思いますが、
ハミクリ凸は期待に見事に応えてくれた素晴らしい続編でした。
ファンの期待を裏切らないまどそふとさんのさらなる発展を祈りつつ、
全てのハミクリユーザーに凸をプレイしてもらえるように、おすすめさせていただきます。
前作のハミダシクリエイティブを未プレイの方もぜひ、この機会にハミクリをプレイしてみてください!
終のステラ Stella-of-The-End
タイトル | 終のステラ Stella-of-The-End |
ブランド | Key |
公式ジャンル | キネティックノベル |
発売日 | 2022年9月30日 |
6作目はKeyから発売された、
「終のステラ Stella-of-The-End」です。
終のステラは人類が機械に支配されたポストアポカリプスの世界を舞台に、
運び屋の主人公“ジュード”が、アンドロイドの少女“フィリア”と旅をする物語。
- ハードSFの作り込まれた世界観
- ジュードとフィリアの間に生まれる絆
- 旅を彩る豊富な背景と演出素材
といった点が魅力となっています。
冒頭で述べた全年齢対象作品は本作「終のステラ」です。
本作の私の率直な感想を言いますと、
「全ての完成度が高い化け物みたいな作品」でした。
・ハードSFの荒廃した世界で生まれる人間とアンドロイドの絆
・本当に旅をしているような気分にさせてくれる豊富な背景、演出素材
・ラストはしっかりと泣かせてくれる、Keyが紡ぎだす感動のシナリオ
どれを取っても誠に素晴らしい!
二人が旅をしていく中で生まれる様々なドラマからは目が離せなくなりましたし、
王道のテーマを極めて高いレベルで描きだしたKeyの表現力には脱帽いたしました。
終のステラは並のフルプライス作品以上に背景が豊富(演出用グラフィック76枚、背景80枚)なわけですが、
本作のDL版は驚きの1,980円。Keyさん、価格設定間違えてませんか?
終のステラはクリア後の余韻も素晴らしく、
「ああ、プレイして良かった……!」と心から思えた作品でした。
特に欠点らしい欠点も見当たらない、
全人類にプレイしてほしい傑作です。
SF的な世界観や、アンドロイドのヒロインと旅をする物語に惹かれる方はぜひ!
濃密な体験と感動のラストが、あなたを待っていますよ。
最後に
今回は「2022年に発売されたおすすめのエロゲを5作+全年齢対象作品を1作」紹介させていただきました。
蒼かなEX2とハミクリ凸は続編なので前作のプレイが前提となっていますが、
その2作品以外は前提条件はないので、どなたでもプレイ可能です。
ビビっときた作品をプレイしてみてくださいね。
2023年はゆずソフトの新作やフリフロの続編、
サクラノ刻、それ散るリメイク、ましろ色リメイク、きまテン2など、
早くも豊作の香りが漂ってきていますね。
来年の記事もレベルの高い作品が並びそうで、今から楽しみです。
それではみなさん、良きエロゲライフを!
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