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【全年齢ゲームレビュー】終のステラ Stella-of-The-End(Key)

アンドロイドの可愛い女の子と旅をしたい。

誰もが一度は思ったことありますよね。

「終のステラ Stella-of-The-End」は、
運び屋の主人公ジュードとアンドロイドのフィリアが、
旅を通じて絆を育む物語です。

待望のKey作品、終のステラは泣けるのか。

Keyが送るキネティックノベル、
「終のステラ」の魅力をネタバレなしで語っていきます。

空の向こうにいけば、人間になれる――。

終のステラのネタバレあり感想はこちらのサイトに掲載しております。

萌えゲーアワード2022シナリオ賞受賞!

目次
きまテン2

ウィンターセール2024

終のステラ:タイトル情報/評価

タイトル情報
終のステラタイトル
タイトル 終のステラ Stella-of-The-End
ブランド Key
公式ジャンル キネティックノベル
発売日 2022年9月30日
スタッフ
シナリオ 田中ロミオ
イラスト・アート監修 SWAV
メカニックデザイン からます
BGM Ice
背景 歯車ラプト、出雲寺ぜんすけ、ユウキナオヒロ、
J.タネダ、株式会社 Creative Freaks
ディレクター 佐雪隼
プロデューサー 丘野塔也
OPテーマ 「breath of stella」

歌唱:相宮零 作詞・作曲:針宮翼
編曲:棚橋EDDYテルアキ

あらすじ

地球が、すでに人類の世界ではなくなってから久しい。
世界はシンギュラリティを起こした機械群に支配され、
人々はその片隅で、息を潜めて生き永らえていた。

運び屋“ジュード”の元に依頼が舞い込む。

それはシンギュラリティ機械群の影響を受けない、少女型アンドロイド“フィリア”を輸送して欲しいというものだった。

世間知らずなフィリアの行動に嫌気がさしながらも、ジュードは旅を始める。

時には略奪を繰り返す人間から逃げ、時には機械群が闊歩する危険地帯を通り抜け、輸送依頼を果たそうとする。

フィリアは何度も人間になりたいと口にする。

遥か空の先に辿り着けば、アンドロイドは人間になれると言うのだが……?

引用:終のステラ公式サイトより

終のステラの公式サイトはこちら。

本作は修正パッチはありません。

評価
おすすめ度 5.0点/5点
超おすすめ!
こんな方におすすめ!世界を旅する物語に惹かれる方

アンドロイドやAIなどのSF要素が好きな方

泣けるシナリオゲーをプレイしたい方

・短めのノベルゲーで濃密な体験をしたい方

・プレイ後の余韻に浸りたい方
簡易評価【魅力/長所】
・ハードSFの圧倒的世界観
・ジュードとフィリアの尊い絆

・旅を彩る豊富な演出
【欠点/短所】
・トラブルで物語を動かしがち

概要

「終のステラ Stella-of-The-End」は、Key2から2022年9月に発売された全年齢美少女ゲームです。

人類が機械に支配されたポストアポカリプスの世界を舞台に、
運び屋の主人公“ジュード”が、
アンドロイドの少女“フィリア”と旅をする物語です。

終のステラは謎の老人の依頼を受けたジュードが、
カプセルの中で眠るフィリアを救出するところから始まります。

フィリア1
彼女がフィリアですね。©VISUAL ARTS/Key

現実主義な運び屋の主人公と、人間になりたい少女型アンドロイドが、
旅を通じて少しずつ絆を育んでいくロードムービー的な作品ですね。

終のステラのネット上のコメント(Twitter、エロゲー批評空間より抜粋)を見てみると、

ユーザーの声

期待値を越えたシナリオゲー

終わった後の余韻が凄い

Keyに感謝

と、かなり高評価であることがうかがえます。

『DLsiteアワード2022』においてはPCソフト部門において見事入賞、
「マストバイのPCゲーム&ソフト!」として紹介されました。

なぜ「終のステラ」は高く評価されているのか?
その理由となる本作の魅力を3つ、以下に具体的に述べていきます。

魅力

ハードSFの圧倒的世界観

終のステラは世界観が素晴らしいです。

シンギュラリティ3を起こした機械に支配され、
その片隅で人類がひっそり生き永らえているという、
ゴリゴリのSF的世界観は好きな方にはたまりません。

既にシンギュラリティが起こっていて、
現在進行形でAIが人類の上に立っている世界というのはなかなか斬新。

人類の力がなくなったが故に世界は荒れ果て、
廃墟だらけの朽ちた場所と、
文明の名残が見える場所が混在するポストアポカリプスと化しています。

打ち捨てられた村落
打ち捨てられた村落。©VISUAL ARTS/Key
文明の名残が見える鉄道のレール
文明の名残が見える鉄道のレール。©VISUAL ARTS/Key

また、神出鬼没の異形の機械、
「シンギュラリティマシン」についても触れないわけにはいきません。

シンギュラリティマシンは何らかの目的を持って世界を徘徊する巨大機械であり、
敵対行動を取ってくる存在には容赦なく反撃します。

シンギュラリティマシン「クリムゾンアイ」
歩く工場の異名を持つシンギュラリティマシン「クリムゾンアイ」。©VISUAL ARTS/Key

自立行動するシンギュラリティマシンに敵と認識されたら最後、
消し炭にされてしまうので、
ジュードとフィリアは彼らを刺激しないよう慎重に立ち回る必要があります。

「荒廃した世界を異形の機械が闊歩する」という独特の光景には、
思わず息を呑んでしまいましたね。

ジュードとフィリアの間に生まれる絆

終のステラは、
人間のジュードとアンドロイドのフィリアの旅を描く作品ですが、
旅を通じて二人の間に生まれる絆が最高に尊いです。

そんな二人は出会った当初から上手くいっているわけではなく、
むしろ、旅の前半は正直心を通わせているとは言い難いです。

例えば、ジュードが「この先は危険だから持っておけ」と言って、
フィリアに銃を渡そうとする場面。

銃を渡そうとするジュード
©VISUAL ARTS/Key

ジュードは彼女の安全を守るために持っておけと言っているわけですが、
これを拒んだフィリアは銃を受け取りません。

銃を受け取らないフィリア
©VISUAL ARTS/Key
画像の文字が読みづらい方はここをタップ

「……それ、いや」
「持っているだけでいい。お守りみたいなものだ」
「むり。持ちたくない」
「俺だって訓練も受けてないやつに銃なんて持たせたくない。だが武器はいるんだ、絶対に」
「いいよ。いらない。……それ、人殺しの道具だよ?」
「自分が生きるための道具だ。いいから持つだけ持ってろ」
「やっ」

自分が生きるための道具と認識しているジュードと、
人殺しの道具と認識しているフィリア。

意見のすれ違いは衝突を招き、言い合いになってしまう場面も……。

©VISUAL ARTS/Key

そんな風に揉めてしまったりもしますが、
ジュードとフィリアの心の距離は、
とある出来事をきっかけに、少しずつ縮まっていきます。

二人の心が通じ合って本音を漏らす終盤はもう――号泣しました。

まんまと泣かされてしまった私は、
「これだからKeyは……!」と、
Keyへの評価が爆上がりしていくのを感じていましたね。

終のステラは「人とアンドロイドの絆」という、
王道でありながら難しいテーマを見事に描き切った作品と言えるでしょう。

景色に見惚れるフィリア
景色に見惚れるフィリアが可愛い。©VISUAL ARTS/Key

豊富な背景・演出素材

終のステラは背景や演出も凝っています。

必要な場面にきちんとCGを用意するのはもちろん、
必要でない場面にもしっかりとCGを用意しているんですよ。

鹿が現れれば鹿のCGを、

鹿
©VISUAL ARTS/Key

ナマズが獲れればナマズのCGを、

ナマズ
©VISUAL ARTS/Key

カブトムシが現れればカブトムシのCGを。

カブトムシ
©VISUAL ARTS/Key

これらのCGはぶっちゃけ一瞬しか映らないレベルなんですが、
その一瞬のためにCGを用意する手間を惜しまない、素晴らしい仕事をしています。

おそらく、本作の「旅」というコンセプトゆえに、
プレイヤーが「見て、楽しむ」ことを念頭に置いて作っておられるのかなと。
スタッフさんの粋な心意気を感じますよね。

私はこういうちょっとした演出にまで力を尽くしてくれるゲームが大好きですので、
非常に楽しませてもらいました。

以上3つが終のステラの魅力でした。

終のステラの魅力まとめ
  • 思わず息を呑んでしまうハードSFの世界観
  • ジュードとフィリアの尊すぎる絆
  • 旅を彩る豊富な背景と演出素材

未プレイの方には絶対にプレイしてほしいマストタイトルですね。

欠点

かなり評価の高い本作ではありますが、1つ欠点があります。

展開の仕方が似通っている

終のステラのシナリオ展開は、
「フィリアが独断で動く→トラブルに巻き込まれる」という流れが多く見られ、
この辺りはややワンパターン気味に思ってしまいましたね。

ただ、フィリアのそういった振る舞いには理由があり、
シナリオ展開の都合で、意味もなく独断専行しているわけではありません。

彼女なりの考えがあって動いているので、
それを推し量りながらプレイすると、
より彼女に寄り添った視点でプレイできるかもしれませんね。

以上が本作の欠点でした。

終のステラは、旅を通じて生まれる「人とアンドロイドの絆」を描いたSFモノの傑作です。

ダウンロード版は1,980円と安価ですし、
プレイ時間も、ボイスを全部聴いて11時間ほどと短めなので、
少し時間が空いたときにでも、気軽にプレイしてみてほしいです。

号泣必至の感動のラストを見終えた時、
みなさんはきっと「ああ、プレイして良かった」と、
心地良い余韻に包まれているはずですよ。

Q&Aコーナー

終のステラをプレイするにあたって、出てきそうなご質問にお答えします。

Keyの作品で、本作からプレイするのはアリ?

アリです。

終のステラは他作品と繋がりのない独立した作品なので、
本作からのプレイで大丈夫です。

推奨攻略順1とかある?

終のステラは選択肢なしの一本道なので、
攻略順を気にする必要はありません。

完全版とか続編は出てたりする?

終のステラは続編や完全版は出ていませんので、
そこはお気になさらずで大丈夫です。

ただ、豪華限定版には本作のアフターストーリーブックが付いてきますので、
終のステラを余すことなく楽しみたい方は、そちらの購入がおすすめです。

その他、何か気になることやご質問などあれば何でもお気軽にご相談下さい。
コメントお待ちしております。

※吹き出しアイコンはゆずソフト様の配布素材をご使用させていただきました。

終のステラ:総評

終のステラは、
主人公のジュードとフィリアの間に生まれる、
人間とアンドロイドの絆を描いた物語です。

  • 主人公と少女が世界を旅する物語に惹かれる方
  • アンドロイドやAIなどのSF要素が好きな方
  • 泣けるシナリオゲーをプレイしたい方
  • 短めのノベルゲーで濃密な体験をしたい方
  • プレイ後の余韻に浸りたい方

におすすめしたい作品となっています。

私の率直な感想としましては、
終のステラはとにかく余韻が凄まじいです。

プレイ後、すぐにこのレビューを書こうとしたんですが、
喪失感が大きすぎて、キーボードに置いた指がまるで言うことを聞いてくれませんでした。

プレイ後の余韻に浸りたい方には特におすすめしたい作品ですね。

©VISUAL ARTS/Key

終のステラ:商品リンク

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  2. 株式会社ビジュアルアーツのゲームブランド。泣きゲーメーカーの大手であり、ノベルゲーム業界においての知名度はトップクラス。代表作は「AIR」や「CLANNAD」など。他社ブランドの「Leaf」と並んで、「葉鍵」とセットで呼ばれることもある。
  3. 人工知能の進化の概念であり、AIが人間の知能を大幅に凌駕する時点のこと。現時点で予測されているスピードでAIが進化を続けた場合、2045年に起こると予想されている。日本語では「技術的特異点」と言われる。

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