『アオイトリ』はPurple softwareが2017年に発売した、“冬の空気感”と“心を揺さぶるメッセージ性”が魅力のエロゲです。
あかりルート終盤の演出は圧巻の一言。挿入歌と物語の流れを完璧に噛み合わせた“ノベルゲームだからこそできる演出”は、本作最大の見どころと言っていいでしょう。
一方で、ヒロインによってシナリオの完成度に差がある点や、パッケージヒロインであるあかりの人物描写不足など、惜しい部分も存在します。
それでもなお、『アオイトリ』は“エロとシナリオを両立した作品”として、多くのユーザーの心に強く残り続けている一作です。
この記事では実際にプレイした感想をもとに、本作の魅力や気になった点を正直にレビューしていきます。
それは祈りが紡ぐ、命の物語
タイトル情報 / 評価

| タイトル | アオイトリ |
| ブランド | Purple software |
| 公式ジャンル | 祈りが紡ぐ、命の物語(AVG) |
| 発売日 | 2017年11月24日 |
| おすすめ度 | 4.0点/5点 (おすすめ!) |
| こんな方におすすめ! | ・冬ゲーをプレイしたい方 ・しっかりとエロいエッチシーンを求める方 ・感情を大きく揺さぶられたい方 ・終盤で劇的に盛り上がるシナリオを読みたい方 |
| 簡易評価 | 【魅力/長所】 ・メッセージ性の響くシナリオ ・メアリーがあまりにも可愛すぎる ・冬の雰囲気作りが抜群 【欠点/短所】 ・赤錆姉妹がやや浮いている ・あかりの掘り下げ不足 |
概要
『アオイトリ』は、Purple software2から2017年11月に発売されたエロゲです。
本作は山間部のミッション系女子校を舞台とした学園モノで、礼拝堂に住まう唯一の男性である主人公の“白鳥律”が、突如として庭園に現れた吸血鬼“メアリー・ハーカー”に顔面を踏みつけられるところから始まります。

奇跡の力をその身に宿す主人公は触れた相手に絶大な幸福感を与えることができ、それを求めた学園の女生徒たちはときおり主人公の元を訪れ、彼と身体の繋がりを得ようとします。

そんな日々を送る中で、新たに吸血鬼や妹、人ではない存在の電話の悪魔などが現れ、彼の日常に変化が出始めます。
- メアリーはなぜ現れたのか
- 主人公がその身に抱える“奇跡”とは一体なんなのか
- あかりや電話の悪魔の目的とは
上記が本作の見所となっていますね。
本作をプレイしたユーザーのコメント(X、エロゲー批評空間より抜粋)を見てみると、
ビジュアルノベル界に爪痕を残そうと気迫を感じる魂の作品
エロとシナリオどちらも必要不可欠な要素として成りたっている
エッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ
と、高評価であることがうかがえます。
すでに本作が気になっている方は、
こちらから詳細や価格をチェックできます。
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それでは以下に、私が感じた本作の魅力と欠点を述べていきます。
魅力

メッセージ性の響くシナリオ
本作のシナリオはメッセージ性が強いです。
終盤のある人物の心からの叫びはなかなか共感できるところがあり、思わず唸らせられたんですよね。
そこにいたるまでの、本作の核心部分を描いているのはパッケージヒロインのあかりのルートですが、とあるシーンの最大瞬間風速が凄まじいですね。
まさに暴風が吹き荒れるというか、思わず「えええええっっっ!?」と声出して驚いてしまったぐらいには、インパクトがありました。

また、あかりルートのクライマックスにおいては、演出も目を見張るものがあります。
挿入歌として流れる「二人だけのカーテンコール」は曲自体の良さもさることながら、流れる状況やシチュエーションと完璧にマッチさせているのが本当に素晴らしい。
あかりルートのクライマックスは「そこまでの物語の流れ×瞬間的な盛り上がり×その状況に合った楽曲」という最大火力をぶちかましてくる構成となっており、「これがノベルゲームだ」と言わんばかりのボルテージをぶち上げる演出は、瞬く間に私たちプレイヤーを感動と熱狂の渦に包み込みます。
「ああ、ノベルゲームやっていて良かった……!」と、満たされた気持ちにさせてくれるのですよ。
幸せの青い鳥を私たちの心に届け、本質的なメッセージで心を動かしてくる作品。
それが本作、『アオイトリ』です。
メアリーが尊くて可愛すぎる
本作はヒロインのひとりである、“メアリー・ハーカー”がめちゃくちゃ可愛いです。

彼女は吸血鬼ではあるのですが、見習いなので一人前ではありませんし、色々とポンコツなので、ぶっちゃけ本作のマスコット的な存在です。
外見が可愛いのはもちろんですが、言葉遣いも幼さの目立つところがあって、それもとても良きなのですよ。
「手持ち無沙汰」のことを「手持ちぶたさん」と言ってきたときは、もう可愛らしすぎて鼻血が出そうでした。
ちなみに本作の序盤のシナリオである「始まりの3日間」はメアリーにスポットを当てているのですが、このシナリオの完成度もそれはもうめちゃくちゃ高い。
「始まりの3日間」が一番面白かった
上記のようなコメントもあるぐらいですからね。
メアリーの思わず愛でたくなるような庇護欲をそそられる可愛らしさと、彼女のことを掘り下げた「始まりの3日間」の完成度の高さ。
声優もレジェンドのくすはらゆいさんという鉄壁ですし、メアリーは本作でもかなりの魅力を誇る極めて強力なヒロインとなっています。

静かに浸れる冬の雰囲気
本作は冬の雰囲気作りが素晴らしいです。
山間部に位置する学園は静かで落ち着いた空気を感じられますし、元外国人居留地を丸ごと流用しているという設定なので、景観がヨーロッパの小さな町のようで異国情緒溢れるものとなっています。
積もった外の雪景色もシンプルに風情があって良いんですよね。


小夜繋がりで言えば、私は特に彼女と部屋で語り合うシーンが好きですね。
このシーンはCGがなかなか瀟洒な感じで、独特の雰囲気を楽しめてとても良いのです。

「美少女・ワイン・暖炉」の組み合わせって素敵ですね。
冬の夜にパートナーとこんな過ごし方ができると理想だなって思える、Purple softwareさんのセンスが光る完成度の高い1枚でした。
以上が本作の魅力でした。
欠点
赤錆姉妹の存在が浮いている
本作は赤錆姉妹がやや浮いた存在となってしまっています。


赤錆姉妹は他のヒロインと原画担当の方が違うので見た目の違和感がありますし、シナリオも別のライターが担当していて内容も外伝的な位置づけということで、本作の中ではかなり浮いたヒロインとなっているんですよね。
一応理沙は主人公にとってある種の特別な相手ではありますが、いってもそれぐらいしか目立った特徴がありませんので、本作の中でも不遇な立ち位置と言わざるを得ないでしょう。
シナリオとしても他のヒロインとそこまでリンクする内容ではないので、理沙はできれば最初に攻略しておくと良いかもしれません。
あかりの人物的な描写が不十分である
本作は海野あかりの人物描写が弱いです。
本作のパッケージヒロインを務めるあかりのルートはシナリオの核心部分を描くことに注力しているわけですが、それゆえに、彼女自身の掘り下げが不十分になってしまっていると感じました。
海野あかりの終盤の行動理由に大きく頷くことができず、いまいち納得を抱けないまま読み進めていた感覚があったんですよね(詳細はネタバレとなってしまうので、ここには書けないのがもどかしいですが……)。
主人公との恋愛描写も足りないように感じましたし、シナリオ進行とメッセージを描くことを優先させているような作りとなっていて物足りなかったです。
あかりルートのあかりはめちゃくちゃ可愛くて格好良くて魅力的なだけに、そこが片手落ちでどうしても惜しいと感じてしまいましたね。

以上が本作の欠点でした。
赤錆姉妹の浮き気味な立ち位置やあかりの人物描写不足など、気になる部分があるのも事実ですが、それらの欠点を踏まえてもなお、本作には“プレイヤーの心を動かす力”があります。
- 冬の静かな空気感
- 心地よく浸れる幻想的な世界
- そして、感情を一気に爆発させる終盤の演出
『アオイトリ』は、「ノベルゲームだからこそ味わえる感動」を真正面からぶつけてくる作品でした。
特に、雰囲気重視の作品が好きな方や、エロとシナリオを両立した作品を求めている方には、かなり刺さる一作だと思います。
気になった方は、ぜひ一度“幸せの青い鳥”を探す旅に出てみてください。

エッチシーン
本作のエッチシーンはエロいです。
本作はなんと開始1分でエッチシーンを見せてきます。さすがPurple softwareさんやでぇ……。
主人公の律くんは学園の女の子とヤリまくって物語開始時点で100人斬りというとんでもないヤリチンなので、お相手の女の子をよがらせることにはかけては一級品。
特に性欲強めのあかりとのエッチシーンはかなり見応えがある内容で、それはもう大興奮しました。
そもそも海野あかりさん、立っているだけでエロいんだよな(
| エッチシーン回数 | ||
|---|---|---|
| メアリー 《4回》 | 小夜 《4回》 | あかり 《7回》 |
| 理沙 《4回》 | 美果子 《2回》 | その他 《4回》 |
※その他の内訳は「理沙&美果子2、ゆき1、ハーレム1」
メインとなるあかりのシーン数がやはり多いですが、内容ではどれも負けていないので、体感的にはそこまで差はない印象。
本作のエッチCGは躍動感のあるものも多く、おっぱいがブルンブルンしている様子を楽しめるのはなかなか粋です。
また、本作のシナリオはセックスという行為自体が不可欠な内容となっているので、エッチシーンへ入っていく流れに違和感がありません。エッチシーンを自然な流れで楽しみたい方には良い作品ですね。
▶ FANZAで作品を確認する
お気に入りフェラシーン
なぜ、いきなりお気に入りのフェラシーンを紹介するのか。その理由は一つしかありません。
私はフェラが好きだからです!
なので、私のブログではこの項目は必ず設置されます。よろしくお願いします。
メアリーのおっぱい丸出しフェラ

エッッッッッッッッッッ!!!
慎ましやかなOPを惜しげもなく晒しながらちん○を咥えるメアリーたん、ガチでたまりませんな!
大きいからちょっと咥えにくそうだけど、しっかり手で握って離さないようにしてるメアリーたん——尊い!(変態)
Q&Aコーナー
Purple softwareの作品で、本作からプレイするのはアリかな?
アリです。
本作はPurple softwareの過去作と繋がりがないわけではありませんが、本作から始めてもシナリオの理解に問題はないので、本作からで大丈夫です。
一応、対比作品となっている『アマツツミ』を先にプレイしておくと+αで楽しめますが、必須ではありません。
推奨攻略順1とかある?
あります。
本作の推奨攻略順は「理沙→メアリー→小夜→あかり」です。
あかりはルートロックされているので必ず最後になりますが、攻略のポイントとして、少なくとも「小夜→あかり」の流れは守りたいです。
以下に本作のストーリーの流れ、公式の図解を載せておきます。そちらも参考にしてみてください。

関連作品は何があるの?
対比作品となっている『アマツツミ』ですね。
舞台や季節を反転させつつも、物語の芯の部分は通ったものを描いている見応えのある作品です。
『アマツツミ』はPurple softwareさんとしてもかなり手ごたえを感じていた作品のようで、本作は『アマツツミを越える!』という意気込みで作られました。
そちらのレビューもありますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

『アマツツミ』と『アオイトリ』、どちらが好き?
これはどちらもプレイしていると、よく訊かれる質問です笑
「どちらも好きです!」という逃げの回答はあまり面白くないので、ここはしっかり答えておきます。
私は『アマツツミ』の方が好きですよ。理由はネタバレ込みでないと話せないので、それについてはまたどこかで。
その他、何か気になることやご質問などあればお気軽にコメントください!
総評
『アオイトリ』は、“冬の静けさ”と“感情を揺さぶる熱量”を併せ持った、Purple softwareらしさ全開のエロゲです。
雪景色に包まれた幻想的な舞台、魅力的なヒロインたち、そして挿入歌を絡めた圧巻の演出は、プレイヤーの感情を一気に引き込み、「これだからノベルゲームはやめられない」と思わせてくれる力があります。
特にあかりルート終盤の盛り上がりは本作最大の魅力であり、“物語・演出・音楽”を高水準で融合させたPurple software渾身の一撃と言えるでしょう。
一方で、「赤錆姉妹の浮き気味な立ち位置」や「あかり自身の掘り下げ不足」など、惜しさを感じる部分があるのも事実です。しかし、それらを踏まえても本作がプレイヤーの心に深く残る作品であることに変わりはありません。
- 「雰囲気に浸れる作品が好き」
- 「エロとシナリオを両方楽しみたい」
- 「感情を大きく揺さぶられるノベルゲームを求めている」
そんな方には、ぜひ一度プレイしてみてほしい作品です。
幸せの“青い鳥”を探す旅路の先で、きっとあなたの心にも忘れられない感情が残るはずです。

おすすめ度(詳細評価)
| アオイトリ | |
|---|---|
| 万人向け(30%) | 題材やテーマが独特なので、やや中級者向け(3.5/5) |
| プレイ時間(15%) | 40時間前後。フルプライスとしては標準的(4/5) |
| 令和の価値観(15%) | ファンタジーなので該当なし |
| システム(20%) | 優秀なシステム。特に不便なし(4.5/5) |
| 私がおすすめしたいか(20%) | あかりルートの例のシーンは一見の価値アリ(4/5) |
| 総合 4.0/5 | |

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おまけ
マスターアップイラスト

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