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【エロゲレビュー】アマツツミ(Purple software)

人を思うがままに操れる言霊を使ってみたい。一度は思ったことありますよね。

私も言霊が使えたら「意中の女の子を自分にメロメロにさせたい」と邪悪な事を考えましたが、それで好きにできたとしても本当に心を奪ったことにはならないんだよなと、どこか虚しい気持ちに包まれたのを覚えています。

『アマツツミ』は言霊使いのが外の世界の人間と関わることで、自分の色を見つけていく物語です。

誠たちの生死のドラマが描かれる、『アマツツミ』の魅力をネタバレなしでガッツリお届けします!

あなたは、今、何色ですか?


『アマツツミ』ネタバレあり感想(姉妹サイトヘ飛びます)

目次


タイトル情報 / 評価

タイトル情報
©Purple software
タイトル アマツツミ
ブランド Purple software
公式ジャンル 言葉が紡ぐ、絆のADV
発売日 2016年7月29日
スタッフ等
©Purple software
あらすじ

言葉によって人を操ることができる“言霊”使いの末裔、主人公・誠。

好奇心旺盛な誠は外の世界に興味を持ち隠れ里を飛び出すが、世事に疎く里以外での知識がないため、となる田舎町の路上で行き倒れてしまう。

野垂れ死にを覚悟しかけた彼を救ったのは、その町にある喫茶店『折り紙』の看板娘・織部こころだった。

“言霊”の力を使い、織部家の家族として居候を始める誠。

その後、こころと共に始める学園生活の中で、それぞれの“想い”を抱える少女たちと出会う。

誠の持つ“言霊”の力は彼女たちの力になれるのか?

そして、“言霊”のもつ本当の力とは?

これは言葉が紡ぐ、絆の物語——

公式サイトより引用

『アマツツミ』公式サイト修正パッチDLページ

評価
おすすめ度 4.5点/5点
かなりおすすめ!
こんな方におすすめ!・泣きゲーをプレイしたい方

・死生観について考えたい方


・しっかりエロいエッチシーンを楽しみたい方


・夏エロゲをプレイしたい方


・無節操な主人公でも気にしない方
簡易評価【魅力/長所】
・死生観を考えさせられるシナリオ
・艶やかで美しいヒロインたち
・季節感のある夏の風物詩

・良質な各種楽曲
【欠点/短所】
・主人公がヤリチンすぎる

概要

『アマツツミ』(以下、本作)は、Purple software2から2016年7月に発売されたエロゲです。

本作のストーリーは山奥の集落に住んでいた主人公の“”が外の世界に飛び出して行き倒れていたところを、ヒロインの“織部こころ”に顔面を踏まれてしまうシーンから始まります。

これはさすがに羨ましくはないかも……w ©Purple software

言葉で人を操れる「言霊使い」の誠がいた集落では、基本的に他の人と言葉を交わさずに日々を送るのが普通でした(言葉で意図せず操ってしまうため)。

誠は言葉で人とコミュニケーションを取ることに憧れていたので、意を決して外の世界に出てきたというわけですね。

そして喫茶店「折り紙」に居候することになった誠は、外の世界の女の子たちと交流を深めていきます。

©Purple software

世間知らずの誠が外の女の子と触れ合うことで見識を深めていくのが本作のストーリーの概要となっており、

  • 死生観について深く掘り下げるシナリオ
  • 言霊使いの誠がヒロインたちとの交流で得るもの
  • “水無月ほたる”に隠された秘密

上記が主な見所となっていますね。

本作をプレイしたユーザーのコメント(X、エロゲー批評空間より抜粋)を見てみると、

ユーザーの声

言霊の設定や世界観をうまく生かした物語

どエロいのに面白い”神ゲー”

「おゆはん」がかわいい。

と、高評価であることがうかがえます。

なぜ本作は高く評価されているのか? その理由となる魅力を3つ、具体的に述べていきます。

魅力

死生観を意識した泣けるシナリオ

本作のシナリオは死生観について考えさせられる内容となっており、しみじみとした余韻を残していきます。

夏祭りで打ち上げ花火を見終わった後のような独特の余韻といいますか、静かに浸れる雰囲気が最高でした。

個人的には、響子とほたるの本筋ルートが特に好きでしたね。

©Purple software
©Purple software

響子ルートはかけがえのない友情が、ほたるルートは愛しい人への強い想いが、心の深いところに浸透してくるんですよね……。

あと、序盤でほたるが誠の言霊の力について見解を述べるシーン、そこも個人的にかなり好きなんですよ。

ほたるが「言霊の力の危険性・言霊という能力の危うさ」を指摘する場面で、本質を突いている感じでハッとさせられました(ほたるには言霊の力が通じないので、誠は観念して事情を話しています)。

——言霊の力がなくても、普通の人は「約束」という形で言霊を使える。

笑顔のほたるが優しく告げてきたその言葉が、心に残る名シーンでしたね。

©Purple software

「死生観」と「言葉」について深く掘り下げた本作のシナリオはなかなか考えさせられるもので、しっかりとした中身のある内容となっていました。

艶めかしく、美しいヒロイン

本作のヒロインは立ち絵の時点で色香を纏っており、なんともいえない艶っぽさを感じさせます。

なんなんでしょうね、この妙な魅力は。まあ一重に克さんと月杜尋さんの絵が素晴らしいということなんですけどもw

秋波を送るような愛の目つきが特に印象に残っています。背筋がゾクッとして、もうたまりませんでした!

©Purple software

あと、本作はヒロインのCGの完成度もずば抜けています。

Purple softwareさんのCGにはどれも芸術的な美しさを感じますが、本作のCGは光の描き方にこだわっている印象で、その表現が素晴らしいですね。

個人的には「ほたると誠が教室の真ん中でキスをするCG」は白眉だったかなと。

日常の中の非日常が切り取られた瞬間という感じの、1枚の写真のようなCGで非常に芸術点が高いです。

©Purple software

夏の風物詩・良質なBGM

本作は夏の雰囲気とBGMも魅力的です。

カラッとした日差しを感じさせる夏の強い光、川辺の清涼な空気感、セミの騒がしい合唱。

夏の風物詩を押さえている作りが、趣があって良いんですよね。

水の流れがしっかりと動きで表現されているのもすごいです。

ノベルゲームでこういう動的な表現を目にすることはあまりなく、初見は少し感動しましたね。

あと、BGMのクオリティも申し分ないです。どれも思わず耳を傾けてしまうものばかり。

私はほたるのテーマ「合わせ鏡の向こう側」が大好きですね。

流れる度に聞き入ってしまう、キャッチーで可愛げのあるほたるらしいBGMですよ。

上記の水の動画で流れているので、ぜひ聞いてみてください。

以上が本作の魅力でした。

欠点

主人公がヤリチンすぎる

本作は主人公がかなりヤリチンです。

本作は途中下車式のシナリオ構成なので攻略できる順番が決まっているわけですが、誠はそのヒロインのシナリオが始まっているのにも関わらず、平気で他のヒロインを抱いてしまうのです。

というか攻略途中のヒロインがいようがいまいが、誘われたりそういう機会があったりするとほぼ100%抱いていきます(某誠さんみたいだな

一般的な感性を持つプレイヤーから見れば、誠の行動は完全にヤリチンのそれとなってしまっているのが問題ですね。

一応「誠の貞操観念は里の教育の影響で普通の人間とは異なっている」という考慮すべき事情はありますが、この辺りの描写が引っかかった方が少なからずいるのは事実です。

今からプレイする場合はこの点について留意しておく必要があるでしょう。

以上が本作の欠点でした。


欠点に関しては「主人公なんてそれぐらいで丁度いいだろ!」という価値観をお持ちの方は全く気にならないかと思いますので、ぜひすぐにでもプレイして、可愛い女の子をどんどん抱いていきましょう!(おい)

エッチシーン

本作のエッチシーンはエロいです。

「可愛い・美しい・エロい」の三拍子揃ったヒロインたちのあられもない姿、マジで最高ですよ。

開幕から見せつけられる愛との濃厚なエッチシーンは、なかなか強力でしたね笑

お気に入りフェラシーン

なぜ、いきなりお気に入りのフェラシーンを紹介するのか。その理由は一つしかありません。

私はフェラが好きだからです!

なので、私のブログではこの項目は必ず設置されます。よろしくお願いします。

こころのパイズリフェラ

©Purple software

これは本当にいけません。

あどけなさの残るこころが存分にしなを作ってきています。この官能的な表情はヤバい!

汗と唾液の汁が織りなす魅惑的なコラボレーションもたまりません!!

男のチ〇ポを喜ばせるあらゆる要素が、このシーンには詰まっていました……(最高でした)。

Q&Aコーナー

こころ

Purple softwareの作品で、本作からプレイするのはアリかな?

アリです。

本作と一部の要素が繋がっている作品がありますが、特に気にしなくても物語の理解に支障はないので本作からで問題ありません。

本作の対比作品である『アオイトリ』に関しても、先にプレイする必要はないです。

気にせず本作からプレイしていきましょう。

響子

推奨攻略順1はありますか?

あります。

本作のシナリオは下記の構成となっているので、前から順番にプレイしていくのを推奨します(本筋→派生を繰り返していく)。

©Purple software

特に入れ替える必要もありませんので、素直に前からプレイしていくのが丸いと思います。

関連作品は何があるのかしら?

対比作品の『アオイトリ』があります。

舞台や季節を反転させつつも、物語の芯の部分は同じものを描いている見応えのある作品です。

『アマツツミ』のプレイ後はぜひそちらも触ってみてほしいですね。

制作陣は「『アマツツミ』を越える!」という意気で作られたようなので、実際に超えているかどうか、ご自身の目で確かめてみてください。

ちなみに『アオイトリ』のレビューも後日投稿予定ですので、そちらもよろしければぜひ。

ほたる

『アマツツミ』と『アオイトリ』、どちらが好きですかー?

これはどちらもプレイしている方の間で、よく出てくる質問ですね笑

「どちらも好きです!」という逃げの回答はあまり面白くないので、ここはしっかり答えておきましょう。

私は『アマツツミ』の方が好きですよ。理由はネタバレ込みでないと話せないので、それについてはまたどこかで。

その他、何か気になることやご質問などあればお気軽にコメントください!

総評

『アマツツミ』は、「死生観を意識した泣けるシナリオ・艶めかしく美しいヒロイン・夏の風物詩・良質なBGM」などが魅力のエロゲです。

「読ませるシナリオ・可愛いヒロイン・抜けるエロさ」の三拍子揃った質の高いエロゲですので、完成度の高いエロゲをお求めの方にはドンピシャの作品。

日常のやり取りもなかなかウィットに富んでいるので、会話劇を楽しみたい方にもぜひプレイしていただきたいですね。

言霊という題材を扱っているのもあってか、細かな言葉遣いにまで気を配られている印象でした。

「神は細部に宿る」という言葉を意識して作られたかのような、非常に丁寧に仕上げられた名作です。

©Purple software

おすすめ度(詳細評価)

アマツツミ
万人向け(30%)ヤリチン主人公がやや人を選ぶ(3.5/5)
プレイ時間(15%)30~40時間。適正なボリューム(4/5)
令和の価値観(15%)ファンタジーなので該当なし(3/5)
システム(20%)軽くて使いやすい。かなり良好(4.5/5)
私がおすすめしたいか(20%)記憶に残る作品。ぜひプレイしてほしい(5/5)
総合 4.5/5
©Purple software

評価基準についてはこちらの記事で解説

おまけ

クリエイターコメント

開発コラム

記念イラスト

マスターアップイラスト

©Purple software

商品リンク

天つ籠ノ鳥BOX

『アマツツミ』と『アオイトリ』がセットのお得なパッケージ。

この2作は対比作品となっているのが特徴ですね。季節が夏と冬であったり、雰囲気が和風と洋風であったり。2作の違いを比べながらプレイすると一層楽しめるかもしれません。

背中合わせのほたるとあかりのメインビジュアル、あまりにも好きすぎる。

以下の記事は「エロゲ初心者の方」におすすめです。

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  1. ノベルゲームを最大限楽しむための攻略順のこと。ノベルゲームでは特定のヒロインのルートで登場する要素が他のルートのネタバレとなることがあるため、攻略順には気を配る必要がある。
  2. 株式会社クリアブルーコミュニケーションズのアダルトゲームブランド。ブランド名は、『源氏物語』の紫の上が由来となっている。代表作は『ハピメア』『アマツツミ』など。

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