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【FILE:02】エロゲ業界事件簿(#6~#10)

みなさんこんにちは。「この青空に、エロゲを求めて」管理人のCyberです。

エロゲ業界には、作品そのもの以上に語り継がれている“事件”が存在します。

発売後に大炎上した未完成商法、起動できない伝説のゲーム、レビュー削除騒動……。

今回はそんな「業界史に残る5つの事件」をまとめました。

本記事をチェックすることで、エロゲ業界の理解度がまたひとつ深まる構成となっているので、ぜひ最後まで読んでいってください。

目次


エロゲ業界事件簿(#6~#10)

怒りの日事件

概要

lightが2007年にリリースした『Dies irae~Also sprach Zarathustra~』において様々な問題が発生し、「未完成商法」だと騒がれた一連の事件。

前作のPARADISE LOST、先行公開された体験版の高評価、原画家Gユウスケの参戦もあって、少なからずの期待を受けて発売されたのが本作だったが、問題は発売後に発生する。

まず、発売前には攻略ヒロインとして綾瀬香純、櫻井螢、マリィ、氷室玲愛の4人のルートが挙げられていたのだが、実際に攻略できたのは香純とマリィの2ルートだけだった。ルート削除に関しては、玲愛のファンが当時から多かった(実際は玲愛と螢のファンが大半だったと思われる)ため、意気消沈したユーザーが多かったという。

上記のシナリオ削除に伴い、HDD容量が誤記として扱われ、発売日前日にHPでスペックの容量を予告なしで半分に変更。宣伝で使用されていたCGやシーンも、実際のゲーム中では使用されなかった。

なお、本作のシナリオライターは正田崇氏オンリーと発表されていたが、実際は7名の複数ライターで制作されていたことが判明

本作は多くの期待を寄せられていたが、その期待を招いた多くの情報を偽り、予定スペックの変更を発売日前日まで隠していた。

上記のような「虚偽の情報公開・シナリオ削除・公式サイトの容量表記変更・複数ライター制作の隠蔽」といった公式の暴挙が過ぎた結果、某掲示板の該当スレは大荒れとなった。

いわゆる未完成商法の代表例であり、本事件以降エロゲ業界において未完成商法が頻発するようになった背景もあって、「本事件が未完成商法の大元である」という声が上がることも。

この事件の影響は大きく、時が流れた現在においても、Dies iraeや正田崇氏、lightに対して悪印象を抱いているユーザーも少なくない。

Dies irae(ディエス・イレ)とはラテン語で「怒りの日」を指す言葉であることから、今回の事件は後に「怒りの日事件」と呼ばれることとなった。

筆者コメント

ただ未完成なだけではなく、虚偽の情報を意図的に公開していたのは質が悪いですよね。

一応事件後の2009年12月、既存ルートの改稿及び抜けていたヒロイン2人のルートを追加した完全版『Dies irae~Acta est Fabula~』がリリースされました。

本作の全容が明らかにならないまま終わるとか、そういうことがなかったのは良かったかなと思います。

『夢の坂』大雨洪水被害事件

概要

acuteが開発していた『夢の坂』が、「起動できないゲーム」ということで有名になった事件。

本作は洪水被害によりマスターアップ直前のデータが入っていたHDが破損し、全体の8割程度しかサルベージ出来なかった状態でそのまま販売された結果、「インストールは出来るが起動不可能なゲーム」となってしまった。

一応特定の手順を踏むことで起動は可能だったが、気がつかず泣き寝入りしたユーザーも多く、2013年に調査が行われるまでは「起動不可能」という評価が大勢を占めた。

その後、時は流れて2015年に状況は一変。本作の熱狂的なファンが権利者探しに奔走し、なんと権利者に許諾を得たリメイク版を作成するに至った(「エロゲと饗」にて無料で配信)。

現物を手に入れることが難しいオリジナルの『夢の坂』よりも、環境的には遥かにプレイしやすく便利なため、気になる方はリメイク版のプレイを推奨。

筆者コメント

未完成の作品をそのまま販売するという判断には、大いに疑問が残ります。会社としても資金繰りなどの理由があってやむなくだったようですけども、災害などの不運な事情があったとはいえ、それでも許されることではありませんよね。

自らの手でリメイクを作った有志の方の熱量がすさまじいですね。おそらく、多くの方に本作の魅力について気付いてほしかったのかなと。

ほとんどの方が実際にリメイクを作るなんて普通はできないと思うので、その方にはもう尊敬するばかりです。

『まいてつ Last Run!!』エロゲー批評空間レビュー削除事件

概要

エロゲー批評空間(以下、批評空間)において、Lose作の『まいてつ Last Run!!』のユーザーレビューが、メーカーの要望によって削除されてしまった事件。

『まいてつ Last Run!!』は『まいてつ』の続編かつリメイクという側面もあった完全版だったが、前作部分はCS版準拠でエロ要素が大幅に規制され、追加シナリオのデキもお粗末ということでユーザーの評価は高くなかった。

批評空間の『まいてつ Last Run!!』のレビューは荒れるかと思いきや、不自然な単発IDの100点レビューが大量に発生。工作と思われる投稿に対抗するため、一部のユーザーは0点レビューを立て続けに付けるという異常事態に発展する。

これらの投稿は両方とも工作扱いで削除された結果、本作の平均点が著しく低い点数となってしまった。

その後、なぜかLose全作品のレビューが全て削除されていることにユーザーが気付き、それについてLose公式が「『ErogameScape -エロゲー批評空間-』データ削除依頼に関するお詫びとご説明」といった声明を公開。

後に『まいてつ Last Run!!』のみレビュー削除及び新規データ入力の停止措置で本件は収束するものの、メーカーがレビューの削除要請を出すという前代未聞の事態の発生、公式の声明の曖昧な表現などに、ユーザーからは批判の声が多く上がることとなった。

筆者コメント

メーカーがユーザーのレビューを削除するのは“言論統制ではないか”との批判も上がりましたし、あってはならないことだと思います。

作品への評価ってやっぱり作品のデキの良し悪しがダイレクトに影響すると考えているので、『まいてつ Last Run!!』の内容が多くのユーザーの満足いくものであれば、当然こんなことは起こらなかったと思うんですよ。

もちろん、デキが悪ければそれを免罪符に叩きまくってもいいわけではありませんが、いずれにせよ、我々ユーザーはメーカーさんのゲーム作りへの情熱・姿勢・態度、それらをよく見ています。

安易に意見を封殺するのは非常に印象が悪いですし、Loseのレビュー規制は、やはり軽率だったと言わざるを得ません。

『ハピメア』違法ダウンロード・アップロード事件

概要

Purple softwareの『ハピメア』違法ダウンロード事件は、2013年にTwitter上で「ゲームを割った(違法ダウンロードした)」と挑発的な投稿をしたユーザー(生放送主である「にら」)に対し、同社が福島県警の協力のもと調査・特定を行い、最終的に本人と保護者からの謝罪と誓約書提出を受け、刑事告訴を見送る形で和解・終結した事件。

メーカーは、該当者が反省の意を示したことと未成年であることを考慮して刑事告訴を見送り、誓約書を提出させ、本件を「厳重注意」として終結させた。

本件はTwitter上での挑発行為が実世界での警察の動きを伴う事態に発展した事例として、インターネット上で話題となった。

メーカーは「今後も同様の行為に対しては同様の対応をとる」とし、違法ダウンロードに対する強い警告を示した。

しかし、翌2014年。別のユーザーが『ハピメア Fragmentation Dream』をファイル共有ソフトでアップロードし、逮捕される事態に。

Purple software代表の石川氏は「前回は謝罪で済んだが、今回は刑事告訴まで考えている」、「日本の警察は優秀なので本気になればほぼ確実に捕まる事が前回と今回で分かると思います。どなたの人生もエロゲで棒に降る程の無価値なモノではないはずです。我々の為は基よりご自身の為に違法行為は控えた方が良いと思います」と違法行為をしないよう呼びかけている。

筆者コメント

エロゲの違法ダウンロード・アップロードで人生を棒に振るって、軽率な行為だったと言わざるを得ません。

ゲームってデジタルデータなので割っても罪の意識があまりないのかもしれませんけど、やってることはお店で商品を万引きしているのと同じなので、絶対にやめていただきたいですね。

なんか定期的にこういった人が出てくるような印象ですが、やはり注目されたいのでしょうか。

「自分は犯罪者です!」と宣言して注目され、それで得られるものって……一体なにがあるんでしょうね。

ゆずソフト 人気洋菓子店の背景無断使用騒動

概要

2019年、美少女ゲームを制作する株式会社ユノス(ゆずソフトの法人名)は、12月に発売を控えていたアダルトゲーム『喫茶ステラと死神の蝶』の制作にあたり、兵庫県の有名スイーツ店「パティシエ・エス・コヤマ」(以下、「コヤマ」)の店舗外観を参考にして、主人公の働く喫茶店「ステラ」の外観をデザインした。

このデザイン画がゲーム雑誌に掲載されたことで、発売前からゲームのファンが「聖地巡礼」と称してコヤマを訪ねるといった出来事が起きていた。

これについて、当地の有力地方紙である神戸新聞が「アダルトゲームが人気洋菓子店『エス・コヤマ』外観を無断使用」「『イメージ損なう』抗議検討」などと批判的に報じたことで、騒動になってしまった。

報道を受けて、ユノスはその日のうちにコヤマを参考にした背景画像はすべて差し替えると発表。実際に画像を差し替えて予定通りの発売日に発売された。

ネット上ではユノスの無断使用を非難する意見と、逆にコヤマをクレーマー扱いし、「アダルトゲームユーザーを差別している」などとする意見がぶつかり、炎上状態となった

ちなみにコヤマの入り口部分の外観は、建築物のデザインとして比較的ありふれているものであり、建築物の著作権の効力は、その建築物を描いたイラストや、撮影した写真などには及ばないことから、ユノスとコヤマの間に著作権の問題はそもそも存在していなかったと考えられる。

報道各社が騒ぎ立てた結果、ユノスとコヤマの両者が対応を迫られることになった、なんとも世知辛い事件であった。

筆者コメント

外野が騒ぎ立てて当事者が迷惑を被ったということで、報道の過熱が事態を大きくした側面もあったように思います。

ちなみにゆずソフトさんは昔は背景使用にもきっちり許可を取っていたようですが、現在はそこまではしていない様子ですね。

まあ今回の一件から、その理由は自ずと察することができるかと思います。

最後に

以上がエロゲ業界事件簿、5つのまとめでした。

これらの出来事は単なるトラブルにとどまらず、現在の販売形態・倫理規定・ユーザー文化を形作る要因となったものもあります。

過去に起きた様々な事件や騒動を把握しておくと、エロゲ業界を深く理解できるようになりますので、こうした歴史的背景を知るのは非常に重要です。

また次回以降も続けていきますので、この記事が良かったと思いましたら、いいねやコメントいただけますと嬉しいです。

それではみなさん、良きエロゲライフを!

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