みなさんこんにちは。「この青空に、エロゲを求めて」管理人のCyberです。
今回はエロゲ業界で起きた事件や話題になった出来事を5つ紹介していこうと思います。
本記事では、成人向けゲーム業界の歴史の中でも、制度・規制・ユーザー文化に影響を与えた出来事を中心にまとめています。
エロゲの歴史に残る転換点やターニングポイントとなった出来事もありますので、この機会に振り返っていきましょう。
エロゲ業界事件簿(#1~#5)
『下級生2』柴門たまき事件

概要
2004年8月にelfより発売された『下級生2』のヒロイン、柴門たまきを巡る事件。
柴門たまきは本作の中心を飾るメインヒロインで、エロゲの王道の幼なじみであるにもかかわらず、ゲーム開始時点から主人公以外の医大生の彼氏と付き合っていた。
さらに個別ルート突入後、たまきが非処女であることが明らかになったことで、一部ユーザーの不満が爆発。
特に、製品のDISCを叩き割ってメーカーに送り返すというユーザーの所業は、その衝撃的な画像と「脳髄及び処女膜が破損した“柴門たまき”の誤作動により、当方のプレイ環境が整わないために返品する」という妙な文言も相まって、瞬く間に当時のネットの海を駆け巡った。
当時、都市伝説的にまことしやかに囁かれていた、「処女厨」の存在を鮮烈にアピールした事件である。
筆者コメント
なぜ看板となるメインヒロインにそんな攻めた設定を盛り込み、しかも騙し討ちのような形で公開しようと思ったのか。これは処女厨でなくても正直理解に苦しむかなと。
これ以降、エロゲのヒロインの処女は徹底的に守られるようになるのが、業界標準となります。エロゲ史に残る、非常に印象的な事件でしたね。
沙織事件

概要
1991年(平成3年)にアダルトゲーム『沙織 -美少女達の館-』を開発・発売したフェアリーテールが摘発された事件。
1991年、京都府の男子中学生が、成人向けゲーム『沙織 -美少女達の館-』を万引きするという事件が起きた。
同年11月25日、警察(京都府警察少年課)は『沙織』の発売元である「X指定」及び「フェアリーテール (FAIRYTALE)」ブランドを有するキララ及び、親会社のジャスト (JAST) 、そして家電販売店など4箇所の家宅捜索に着手した。
そして、当時のジャストの社長、キララの配送室長が猥褻図画販売目的所持で逮捕された。対象となったのは、フェアリーテール・X指定の『沙織』『ドラゴンシティX指定』、ジャストの『天使たちの午後3 番外編』『天使たちの午後4 〜ゆう子〜』であった。この事件は後に『沙織事件』、あるいは社名の頭文字から『FJ事件』と呼称されるようになった。
本事件は日本の成人向けゲーム業界に衝撃を与え、コンピュータソフトウェア倫理機構設立の引き金となった。
筆者コメント
関係者が逮捕されてしまうという痛ましい事件でしたが、エロゲをプレイするのであれば知っておいてほしい事件なので紹介させていただきました。
一人の軽率な行動が社会に大きな影響を及ぼしてしまう。その典型的な例と言えますね。
レイプレイ事件

概要
2006年4月にイリュージョンから発売された、『レイプレイ』を巡る一連の事件。
2009年2月に第三者がアマゾンのイギリス法人で、英語に翻訳された海賊版の『レイプレイ』をマーケットプレイス方式によって販売していた。
これがイギリスの日刊紙によって取り上げられたことをきっかけに、本作がイギリス議会や人権団体に批判され、販売停止や回収に追い込まれてしまった。
なお、『レイプレイ』はゲーム内やパッケージにおいての注意書きで、「※本作品には、暴力、残虐、犯罪行為等、過激な表現が含まれているのでご注意ください。また、痴漢やレイプを実際に行うと犯罪になるので絶対に真似しないでください」と記載されていた。マニュアルにも同様の注意書きがあり、本作に犯罪を助長するような意図はなかったことが見受けられる。
筆者コメント
この『レイプレイ』事件はイギリス議員の不祥事隠しに利用されてしまったとかそういう噂もあり、色々な要因が重なって運悪く吊し上げられてしまったという可能性があります。
人権団体の批判に関しては昨今のポリコレの件にも通ずるものがあり、今も昔もこういったことは変わらず行われているんだなという印象。
現実とフィクションの区別ができていないのは、創作物を必死になって批判するこういう方たちの方なのではないかと、私はずっと思っているところですね。
『みずいろ』HDDフォーマット事件

概要
2001年、ねこねこそふとから発売された『みずいろ』初回ロット版に限り、「アンインストールするとHDDの他のデータを巻き込んで消去してしまう」という恐るべき不具合が発生していた。
実はこの件、「インストールしたフォルダをまるごと消す」(当時は、自動で「mizuiroフォルダ」などを作らなかったので、たとえばProgram Fileフォルダに直接インストールしてしまうと、アンインストール時にProgram Filesフォルダそのものを削除していた)というものと、「インストールしたフォルダ外のデータを消すことがある」という話が出ていたが、真偽は不明。
いずれにしても大変な不具合であることは間違いなく、その後の対応を巡る問題なども相まって大騒ぎになった。
ちなみに2013年9月にはオンラインゲームの「PSO2」のアップデートでHDDのデータが削除される「追憶のHDDバースト事件」が発生。「みずいろテロの再来」などと言われ、歴史に残る事件としてこちらも大きな知名度を誇っている。
筆者コメント
Program Files直下であればOSのデータまで削除され、PCが起動しなくなるという悪夢に襲われた方もいたとか。
想像するだけで気が滅入るというか、物理的な被害はもちろんですが、精神的なダメージも大きいですよね……。
『俺不可知』アニメ化騒動

概要
2026年1月31日、HULOTTE作の『俺の瞳で丸裸! 不可知な未来と視透かす運命』がアニメ化されるという情報が、Xにて本作の原画を担当した池上茜氏から公表された。
しかし、HULOTTEは公式Xアカウントから「弊社作品のSNS上における虚偽情報の流布について」というポストを投稿。HULOTTEは「池上茜氏の公表した『俺不可知』のアニメ化が、虚偽情報である」と示した。
この後、池上茜氏はXにて「(中略)私個人の「アニメ化を実現したい」という気持ちを表現したもの、私個人の決意表明というもの」という旨のポストを投稿。事実に反する発信であったことを認め、謝罪した。
筆者コメント
原画家である池上茜先生が暴走してしまったのか、なんなのか。
ことの真相は不明ですが、2026年に入ってなかなか珍しい事件が起きていたので、今回紹介させていただきました。
池上茜先生、『俺不可知』への愛が強すぎたんでしょうか。クリエイターとして作品の、特に自身の手掛けたキャラクターへの想いが大きくなりすぎて、このような行動に走ってしまったのかもしれません。
最後に
以上がエロゲ業界事件簿、5つのまとめでした。
これらの出来事は単なるトラブルにとどまらず、現在の販売形態・倫理規定・ユーザー文化を形作る要因となったものもあります。
エロゲというジャンルを理解するうえで、作品だけでなく、こうした歴史的背景を知るのも重要な要素と言えるでしょう。
今回の記事が好評であれば、また次回以降も続けていこうと思いますので、ご意見ご感想、コメントいただけますと嬉しいです。
それではみなさん、良きエロゲライフを!








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