「転生先で理想の世界を求める」という筋書きはなろう系作品などで王道ですが、エロゲにもそういった作品は存在します。
『はじめるセカイの理想論 −goodbye world index−』は元の世界で未練を残したヒロインたちが、転生先の世界で理想を求めて歩んでいく物語です。
「ヒロイン全員トゥルールート」をコンセプトに作られた本作は、Whirlpool最高傑作!?
エロゲーマーの間でも非常に高い評価を獲得している、『はじ論』の魅力を余すところなく徹底解説します!
『はじめるセカイの理想論 −goodbye world index−』ネタバレあり感想(姉妹サイトヘ飛びます)
タイトル情報 / 評価

| タイトル | はじめるセカイの理想論 −goodbye world index− |
| ブランド | Whirlpool |
| 公式ジャンル | – |
| 発売日 | 2024年2月22日 |
| おすすめ度 | 4.5点/5点 (かなりおすすめ!) |
| こんな方におすすめ! | ・シナリオ&キャラのハイブリッド作品を求めている方 ・ヒロイン全員が対等の作品をプレイしたい方 ・理想を目指す物語を読みたい方 ・議論や検証を重ねるのが好きな方 ・セカイ系作品が好きな方 ・痴女のシスターにセクハラされたい方 |
| 簡易評価 | 【魅力/長所】 ・くせつよの可愛いヒロインたち ・“理想の世界”へ迫る個別ルート ・美麗なグラフィック、カメラワークの凝った演出 【欠点/短所】 ・ヒナギク√のデキが他と比べてやや劣る |
概要
『はじめるセカイの理想論 −goodbye world index−』は、Whirlpool2から2024年2月に発売されたエロゲです。
本作のストーリーは主人公“小野宮シン”が異世界に転生し、転生先の世界で仲間たちと共に世界の危機に立ち向かう……というところから始まります。
シンとヒロインたちは転生する際に神ちゃん(舞台となる世界の神様)から与えられた特殊能力を宿しており、それらを用いて巧みに立ち回っていきます。

共通ルートにおいては「勇者パーティのドタバタコメディ」を楽しむシナリオとなっていますが、個別ルートからは本作のテーマにぐっと踏み込んだシナリオが展開されます。
ヒロインたちが胸に抱く理想の世界、それらは一体なんなのか?
そこを深掘りしていくのが個別ルートで、本作の真髄といえる内容です。
- シンとヒロインたちはどんな世界から来て、何を果たしたいのか
- なぜ異世界に召喚されたのか
- シンたちを召喚した、神ちゃんの目的とは
以上が本作の見所&注目ポイントとなっていますね。
本作をプレイしたユーザーのコメント(X、エロゲー批評空間より抜粋)を見てみると、
「ヒロイン全員トゥルールート」のコンセプトに恥じない素晴らしい作品
個人的Whirlpool最高傑作
ハルカさんの腕組み立ち絵と、ティアの右手を胸に添える立ち絵は既に芸術の域
と、非常に高評価であることがうかがえます。
すでに本作が気になっている方は、
こちらから詳細や価格をチェックできます。
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なぜ『はじ論』は高く評価されているのか? その理由となる魅力を3つ、具体的に述べていきます。
魅力


クセつよの可愛いヒロインたち
本作のヒロインたちは全員クセが強めですが、しっかりと可愛らしいのが良かったですね。
ヘルミリア=ヴァン=ノクスローゼ


能力:「絢爛たる12使徒」
世界を越えて、かつて主従関係にあった12の魔王を召喚・使役する能力。
いわゆる召喚魔法。お気に入りは竜王エクエス。白黒模様が可愛らしい。
ティア=フォーレンタイト


能力:「永遠の献身(エターナルデボーション)」
他者の怪我や病など、あらゆる苦痛を自らに転嫁する能力。
代償が大きいが、「神が与えたもうた試練」と本人は使用に躊躇がない。
綾月ハルカ


能力:「私のための物語(マイ・ディアー・ファンタズマ)」
彼女が記した内容がなんでも現実になる魔法の本。
効果の持続時間は30分、効果範囲は「だいたい彼女の認識(視界)の内」だが、
それも記入の仕方次第。
世界のあり方すら歪めかねないスーパーチート。
最上ヒナギク


能力:「鬼哭紅蓮(おになきぐれん)」
喋る刀。刀としての破壊力もさることながら、サポート役としても有用な頼れる相棒。
…なのだが口うるさいオカン気質なので、時々鬱陶しい(本人談)。
魔王を自称するヘルミリアは態度が尊大で憎たらしく思うことも多いですが、言葉の嘘を見破れるシンの能力を通して見ると、実は仲間想いの優しい心根を持っていることがわかります。


※シンは転生時に「他人の言葉に込められた嘘を見抜く能力」を獲得しているので、相手が嘘をついていると文字が赤く表示されます。
逆にシスターの格好をしたティアはおっとりした態度で優しい言葉を投げかけてきますが……。


ティアのこの優しい言葉は嘘であることがわかります。
ティアがなぜこのようなことをしているのかは個別ルートで確認していただくとして、彼女はことあるごとにセクハラしてくるという痴女紛いの行動を見せてくるので、そこがとにかく面白かったですね。
ハルカは本を読んでいる文学少女然とした佇まいが絵になって良いのですが、とにかくマイペースで人の話を聞かないのがネック。
ヒナギクは戦闘に長けるものの、脳筋なので何も考えずに突っ走ってしまうところが扱いに困ります。
そういう感じでヒロイン全員制御不能といえるクセの強い面々となっていますが、だからこそ、個別ルートで心を開いてくれたときの可愛らしい姿がたまらないわけで。
私は特にハルカが好きですね。


彼女は最初の方こそ無感情系で何を考えているか掴みづらいところがありましたが、個別ルートではシンが他の女の子と過剰に絡むと露骨に機嫌を悪くしてしまう、やきもち焼きな一面を見せる瞬間がありました。
ええ、めちゃくちゃ可愛かったですとも!
本作のヒロインはビジュアルはもちろん、ギャップ的な可愛さで虜にしてくる魅力的な少女たちとなっています。
“理想の世界”へ迫る個別ルート
本作は個別ルートのデキが素晴らしいです。
ヒロインたちが胸に抱く理想、それを目指して進んでいくストーリーはどれも物事の本質に迫るような内容で大変見応えがありました。
私はハルカとヘルミリアのルートがお気に入りですね。
特にハルカルートは最初から最後までの道筋がとても綺麗で、1本芯の通ったシナリオ展開があまりにも見事すぎて脱帽しました。
読み終えた後に深く頷けた納得感のある締めで、しみじみと浸れる心地よい読後感に包まれましたね……。


あと、ヘルミリアルートも本当に素晴らしかったですね。
ヘルミリアルートに隠された要素はなかなか意外なものがありまして、そこから結末へ繋げていく流れがめちゃくちゃ熱かったんですよ。
「これ嫌いな人いないだろ……!」と叫びたくなる胸熱展開、クライマックスは夢中で読み進めてしまいました。
「EDへ続くラストの二文は名文」として高く評価されており、ヘルミリアルートが一番という意見にも頷ける納得の仕上がり。
極めて綺麗で印象的な締め方をするヘルミリアルートも、本作の魅力を語る上では外せない最高のシナリオでした。


「ヒロイン全員トゥルールート」をコンセプトに制作された本作の個別ルートは、そのコンセプトに恥じない、極めて高いレベルで完成されていました。
美麗なグラフィック、細かな演出
本作はグラフィックと演出も優秀です。
グラフィックは解像度がフルHDで美麗ですし、水鏡まみず先生の描くヒロインたちも本当に可愛らしくて素晴らしいですね。
水鏡まみず先生はヒロインの乳首の描き方にこだわっておられる印象で、ぷっくりとした膨らみのある乳首は見ていて思わずつまみたくなるほどですよ(変態)。
みるくぱんだ先生のSDイラストはコメディ部分を彩っていましたが、見ていてほっこりするコミカルなイラストが癒されてとても良かったですね。


演出に関しては、立ち絵のカメラワークが凝っていると思いました。
カメラのスライドとズームを駆使した演出は、静的なノベルゲームに少しでも動きを付けて、視覚的な楽しみを付与していた印象ですね。
背景を横長にして画面外まで用意することで、カメラのスライド幅を広げているのも地味に手が込んでいるなと思いました。
以上が本作の魅力でした。
欠点
ヒナギクの個別ルートが他と比べてやや劣る
本作はヒナギクのルートが他のヒロインと比べてやや落ちるイメージです。
単体で見るとそこまで悪くないデキだとは思うのですが、他のルートの完成度が高すぎるので、そういう意味でやや割を食ってしまっているような印象がありますね。
なので、ヒナギクの攻略はできるだけ先にやっておくのが良いかもしれません(後述しますが、公式の推奨攻略順もそのようになっているので)。
以上が本作の欠点でした。
『はじ論』はWhirlpool最高傑作と言われる方もいるくらい高い評価を得ている作品ですので、
Whirlpool作品が気になる方はぜひプレイしてみてください。
あらゆる要素が高水準な非常にバランスの良い仕上がりになっているので、かなりおすすめのエロゲですよ!


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エッチシーン
本作のエッチシーンはそこそこです。
エロくないわけではないのですが、エッチシーンに入るまでの流れが急な場面が多く、個人的にはやや入り込みづらかったところがありましたね。
でもハルカのエッチシーンは大好きです。普段の落ち着いた様子とのギャップがたまりませんでした……!
お気に入りフェラシーン
なぜ、いきなりお気に入りのフェラシーンを紹介するのか。その理由は一つしかありません。
私はフェラが好きだからです!
なので、私のブログではこの項目は必ず設置されます。よろしくお願いします。
ハルカの跨り上目遣いフェラ


私のためのお口ご奉仕(マイ・ディアー・フェティシズム)
どこが気持ち良いかをお口で「検証」してくれるハルカさん、たまりませんね!
おふざけはともかく、感情の起伏に乏しかったハルカさんがこんな大胆なことをしてくれるようになって、とても嬉しい気持ちになれましたね。
何気におしりから脚にかけての美しいラインを拝めるのもスコポイント。
Q&Aコーナー
Whirlpoolの作品で、本作からプレイするのはアリか? 暗黒騎士よ、魔王たる我にその知識を献上せよ!
アリです。
本作は他の作品と繋がりがないわけではないですが、その要素はごく限られたものなので、本作からのプレイで問題ないです。
ほんの小さな取りこぼしも気になるという方は、同ブランド作の『pieces』や『アンレス・テルミナリア』からプレイすると良いかもしれません。
推奨攻略順1はあるのだろうか? ちなみに先輩は……いや、なんでもない。
あります。
本作の推奨攻略順は「ヒナギクorティア→ハルカ→ヘルミリア」です。
プロデューサーのアラガー氏がこの順番をおすすめしており、私もこれで良いと思ったので推奨しておきます。
ちなみに本作はサブヒロインが2名いますが、彼女たちの攻略タイミングはお好みで問題ありません。
関連作品は何があるの? 私とシンくんのエッチな……? ンフフ♪
関連作品は特にありませんが、Whirlpool公式FANBOXにて、本作の前日譚である「はじ論SS第0話」を閲覧できます。
本作の冒頭は主人公が転生完了して1ヶ月後ぐらいの地点からスタートするので、転生直後やヒロインたちとの出会いの部分が描かれません。
その部分を補完したのが、「はじ論SS第0話」というわけですね。
個人的にはプレイ前に1回目を通しておくと、序盤の理解がスムーズになって良いかなと思いました。
プレイ前に1回、ゲームクリア後にもう1回読むと、また違った味わいがあって良きですよ。
その他、何か気になることやご質問などあればお気軽にコメントください!
…………ペラッ(本をめくる音)
ハルカは相変わらず本の虫か
ハルカ先輩は何か気になることはないのか?
もちろんあるわ!
お前には訊いとらん
シンくんの想い人よ。私がいくらアプローチをかけてもあのツレナイ態度。これはきっと、意中の相手がいるに決まっているわ。
暗黒騎士が誰を好きかなどに興味はないが……ま、まあ、千年王たる我に好意を寄せていたとしても仕方ないとは思うがな。
いや、先輩は私のような気高く強い女性に惹かれるはずだ。フフフ、そうか。だから先輩はあんな態度を取っていたのか。であれば、先輩にはぜひとも隣に立ってもらって、この最上ヒナギクが世界の英雄として評価される瞬間を見届けてもらう必要があるな。
……私のための物語(マイ・ディアー・ファンタズマ)。
小野宮シンは私こと綾月ハルカにメロメロになって他の女性のことが目に入らなくなる。検証。
こらっ!!!
総評
『はじめるセカイの理想論 −goodbye world index−』は、「クセつよの可愛いヒロイン・クオリティの高い個別ルート」などが魅力のエロゲです。
「過去作の反省を踏まえて、ヒロイン全員がトゥルーと言えるような作品を制作しよう」という意気で作られた本作は、そのコンセプトに恥じない素晴らしい完成度を誇っていましたね。
ヒロイン一人一人を大切にした本作は「一人の少女と深い関係性を築くこと。それを徹底して描いていく」という、ノベルゲームの基本に立ち返った原点回帰的な作りが光る作品でした。
「シナリオ・キャラ・音楽・演出」といったあらゆる要素が高水準な、まさに理想的な作品だったと思います。
Whirlpoolさん、素敵な作品をありがとうございました。とても楽しかったです!


おすすめ度(詳細評価)
| はじめるセカイの理想論 −goodbye world index− | |
|---|---|
| 万人向け(30%) | 序盤はやや取っ付きづらいが、比較的万人向け(4.5/5) |
| プレイ時間(15%) | 43時間程度。フルプライスとして標準的(4/5) |
| 令和の価値観(15%) | ファンタジーなので該当なし |
| システム(20%) | 快適で便利なシステム。文句無し(4/5) |
| 私がおすすめしたいか(20%) | 隙のない万能型作品。とてもおすすめ(4.5/5) |
| 総合 4.5/5 | |


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おまけ
マスターアップイラスト


















コメント
コメント一覧 (2件)
>ほんの小さな取りこぼしも気になるという方は、同ブランド作の『アンレス・テルミナリア』からプレイすると良いかもしれません。
小ネタに過ぎないので、本作から初めて何ら問題ないのには同意ですが
緊急回避画像に旧作『涼風のメルト』等の画像が使われています。
『pieces/渡り鳥のソムニウム』にも神が登場し、ヘルミリアの部屋着の元ネタなので『アンレス・テルミナリア』だけでなく『pieces』も(強いて言うなら)プレイ推奨に入れていいかなと思いました
コメントありがとうございます。
小ネタを押さえておくと+αで楽しめるという意図で、『pieces』も追加しておきました。
補足ありがとうございます。
よろしければ、また当サイトの記事を見ていただけますと嬉しいです。