文化祭の準備で夜遅くまで残ったときや、修学旅行の寝る前の時間。
普段とは違う雰囲気の中、学生たちの間で盛り上がる話題――そう、コイバナです。
『コイバナ恋愛』は男女の賑やかで笑い溢れるコイバナを描いた作品です。
「マザコン王子」などと罵られる主人公は、無事カノジョをゲットできるのか。
「サブキャラ同士の恋愛」という新たな要素も加えたASa Projectの意欲作、
『コイバナ恋愛』の魅力をネタバレなしでご紹介していきます。
恋バナ、しよ?
『コイバナ恋愛』のネタバレあり感想はこちら(姉妹サイトへ飛びます)
タイトル情報 / 評価
おすすめ度 | 4.5点/5点 (かなりおすすめ!) |
こんな方におすすめ! | ・笑えるエロゲをお求めの方 ・頭を使わずにキャラの掛け合いを楽しみたい方 ・乙女こころ(黒髪ピンクメッシュ)を気に入った方 ・秋野花さんのファンの方 ・センターヒロイン重視の作風に抵抗がない方 |
簡易評価 | 【魅力/長所】 ・賑やかで楽しいコイバナ ・サブキャラの恋愛を描いている ・定番の学園イベント ・セリフありのアイキャッチ 【欠点/短所】 ・不遇なヒロインがいる ・FD前提の作り |
こちらは私が実際に持っているモノになります。
概要
『コイバナ恋愛』は、ASa Project2から2023年9月に発売されたエロゲです。
本作は通っていた男子校がなくなってしまった主人公の“遥叶太”が、
共学化したお嬢様学校である桜華学園に編入するところから始まります。
叶太とその友人野郎たちはせっかくの機会にカノジョを作ろうと意気込むわけですが、
理想とはかけ離れた女子たちの姿に違和感を抱きます。
【叶太】
「先ほどは容姿でなんとかアリ寄りのアリとしたが、ヤツら俺たち以上に会話が終わってないか?」
ただ、それは女子たちも同じであり、
本作のメインヒロインである“乙女こころ”は、理想の王子様と現実の冴えない男子とのギャップに苦しむことに。
【こころ】
「――――なんか冴えない顔したマザコン王子だった!」
「思ってたんと違う」異性との出会い。
叶太とこころ、そしてその友人たちの恋の行方はどうなってしまうのか。
本作はアサプロらしいワチャワチャした男女の掛け合いや、
同性との際どいコイバナを楽しむ作品となっています。
そんな本作のネット上のコメント(X、エロゲー批評空間より抜粋)を見てみると、
コイバナというコンセプトがしっかり感じられた
野郎たちの行動力には驚かされる
俺たちの青春がここにある
と、高評価であることがうかがえます。
なぜ『コイバナ恋愛』は高く評価されているのか?
その理由となる本作の魅力を3つ、具体的に述べていきます。
魅力
賑やかで楽しいコイバナ
『コイバナ恋愛』は本作のコンセプトであるコイバナがとにかく面白いです。
野郎たちはカノジョを作るために真剣に話し合ってはいるものの空回りますし、
女子たちはそんな男子たちを遠巻きに見つつも、誰が初彼氏をゲットするかを気にしている感じで、
つい彼らの動向を見守ってしまうんですよね。
叶太と友人の光生は入学初日に春風姉妹に告白する始末で、序盤から一気に引き込んできます。
そして理想の王子様を夢見るこころは、叶太の理想とはかけ離れた行動にブチギレますw
ここから先でストーリーは体育祭編に突入していくわけですが、
以下のような「めぐりの次回予告」が突然入ってくるのも面白いです。
こういった感じで、『コイバナ恋愛』は学生たちの恋愛模様を面白おかしく描いているので、
笑って青春を楽しみたい方にはうってつけの作品となっています。
サブキャラの恋愛が描かれる
本作はサブキャラの恋愛模様も見所となっており、
主人公とヒロイン以外に、以下のサブカップルの恋愛を描いていきます。
こういった要素をセールスポイントにするのは、
「ASa Projectならでは」といった感じでユニークですよね。
ひとつのエロゲで多用な恋愛模様を見れるのはお得感があって良いです。
ただ、この要素は『コイバナ恋愛』本編のみでは不十分で、FDを含めてようやく完結するのが玉に瑕。
(詳細は欠点の項目にて)
ちなみに私は「光生×いのり」のカップリングが特に好きです。
光生のいのりへの想いに関しては一言では語れないものがありますので、
これについてはぜひ本編をプレイして見ていただきたいです。
光生の恋が叶う瞬間、私はもう感動しましたね。
ぶっちゃけそれについて語り散らかしたいぐらいですが、例の如くネタバレになってしまうので自重しておきますw
充実した学園イベント
『コイバナ恋愛』は学園イベントも豊富です。
体育祭
生徒会選挙
修学旅行
といった感じで、我々の見たいイベントをしっかり押さえてくれています。
私は特に「修学旅行編」が好きなんですよね。
主人公たちが共学化に慣れてきた頃合いでやってくる修学旅行は、
異性と大きく距離を縮められる絶好のイベント。
ここでカップルが誕生しないわけないんですよ。
私のイチオシは、メインヒロインの乙女こころが叶太への恋心を自覚するシーン。
このシーンはマジで最高なので、今からプレイする方は楽しみにしていてください。
本作でもっとも青春を感じられるシーンの一つとなっているので、刮目していきましょう!
以上が本作の魅力でした。
- 笑い溢れる賑やかなコイバナ
- サブキャラ同士の恋愛
- 定番の学園イベント
未プレイの方にはぜひプレイしてほしいおすすめのタイトルですね。
欠点
評価の高い本作ではありますが、2つほど欠点があります。
めぐりと常夜が不遇気味
本作はめぐりと常夜の扱いが悪いです。
めぐりは叶太に一目惚れされるので待遇が良さそうですが、
彼女のルートに入らない場合、その先の出番が急激に減少します。
後輩の常夜も同じような感じで、ルートに入らない場合は蚊帳の外になってしまうんですよね。
二人は先輩と後輩なので、修学旅行に参加できないというハンデを背負っているのも痛いです。
個別ルートの内容に至ってもエッチシーン重視で、パーソナルな部分をあまり掘り下げてもらえません。
本作はこころが優遇されている作風なので、
こころ以外のヒロインを気に入った方は少なからず不満を覚えてしまうかもしれませんね。
サブキャラの恋愛が最後まで描かれない
『コイバナ恋愛』だけでは、サブキャラの恋愛が最後まで描かれません。
本作のFD『コイバナ恋愛 ミニファンディスク アフターフェスティバル』で全て描かれる形です。
FDのためにあえて余白を残している印象があって、ここは消化不良を覚えてしまった部分でしたね……。
一応「FD込みで制作している」旨は事前告知されていたわけですが、
本作のセールスポイントなので、「それにしてもこれはどうなんだろう」と思わずにはいられませんでした。
以上が本作の欠点でした。
ただ、FD含めて考えると完成度は高く、良い作品に仕上がっていると思います。
現代風のカジュアルな恋愛模様、若者たちの輝かしい青春を楽しみたい方はぜひ!
エッチシーン
本作のエッチシーンはそこそこエロいです。
シーンの尺自体はあまり長くないですが、その分テンポを損なわないのでサクサク読めますね。
ちなみに幼馴染の千依のエッチシーンは構図やシチュエーションがなかなか凝っていて、面白かったです。
お気に入りフェラシーン
なぜ、いきなりお気に入りのフェラシーンを紹介するのか。その理由は一つしかありません。
私はフェラが好きだからです!
なので、私のブログではこの項目は必ず設置されます。よろしくお願いします。
こころの机の下からフェラ
こころが机の下からペロペロしてくれるシーンですね。
このシーンは射精の少し前にこころの頭をガッと掴んで一気に咥えさせるんですよ。
それがもう最高でしたね。
涙目になりながらも必死にち○ぽを舐めてくるこころ、可愛すぎてたまりませんわ!
このシーンはメガネの着脱を選べるのも嬉しかったです。
私はメガネを外させる派なので、メガネのまま咥えていたらこのコーナーは別のシーンを紹介していたことでしょう……w
アサプロさんの配慮が行き届いていましたね。
Q&Aコーナー
『コイバナ恋愛』をプレイするにあたって、出てきそうなご質問にお答えします。
ASa Projectの作品で、本作からプレイするのはアリなの? 王子、教えなさいよ。
アリです。
『コイバナ恋愛』はアサプロ作品の中でもかなりプレイしやすく、
気軽にラブコメを楽しめる内容となっているのでアリ寄りのアリです。
私は『かりぐらし恋愛』がアサプロ未経験の方にはおすすめかなーと考えていたんですが、
『コイバナ恋愛』が更新しましたね。
『かりぐらし恋愛』も面白いですが、『コイバナ恋愛』の方が設定がオーソドックスなので取っ付きやすいです。
画質も『コイバナ恋愛』の方がフルHDで綺麗ですしね。
初アサプロ作品に迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
推奨攻略順1ってあるかな? あ、いのりちゃんは攻略しないでね?
あります。
本作の推奨攻略順は「めぐり→常夜→千依→こころ」ですね。
上記の順番で時系列順なので、特に抵抗がなければこの順番を推奨します。
本作のシナリオ構成は、日常系作品では珍しい「途中下車式」となっているので、
「分岐の選択肢が出たら分岐する」を繰り返して進めると良いと思います。
ちなみにFDの「アフターフェスティバル」ですが、その世界線は本編のこころルートと同一となっています。
こころルートを最後にプレイしてから「アフターフェスティバル」をプレイすると流れもスムーズなので、
上記の順番をおすすめします(アフターフェスティバルについては以下をご参照ください)。
『アフターフェスティバル』ってなんなの? それってバスケはできる?
『コイバナ恋愛』のFD 3である『コイバナ恋愛 ミニファンディスク アフターフェスティバル』ですね。
学園祭の準備から当日までの様子を描いた「アフターフェスティバル」と、各種ミニシナリオが収録されています。
関連作品はなにがあるんですか教えてくださいまし~。
FDの『アフターフェスティバル』以外はこれといってないですね。
あまり関係はありませんが、公式サイトに載っている4コマ漫画は導入として良いので、お時間があればぜひ読んでみてください。
その他、何か気になることやご質問などあれば何でもお気軽にご相談下さい。
コメントお待ちしております。
総評
『コイバナ恋愛』は賑やかで楽しいコイバナ、サブキャラ同士の恋愛などが魅力のエロゲです。
- 笑えるエロゲをお求めの方
- 頭を使わずにキャラの掛け合いを楽しみたい方
- 乙女こころ(黒髪ピンクメッシュ)を気に入った方
- 秋野花さんのファンの方
- センターヒロイン重視の作風に抵抗がない方
上記の方におすすめしたい作品ですね。
本作はヒロイン3人がバスケ部に所属しているので、
バスケのシーンも結構多いんですよね。
体育祭編では「スポ根に片足ちょい突っ込んでる?」と思うぐらいには、
みんなバスケを頑張っていた印象です。
幼馴染の千依がバスケ大好きですし、叶太もそれに関連するエピソードが少しあるので、
そこも少し見所かもしれませんね。
『コイバナ恋愛』は賑やかなコイバナやチームメイトと励む部活など、
キラキラした青春を疑似体験したい方には特におすすめ。
とても楽しい作品なので、最近気落ちしている方は、
この作品をプレイして元気になっていただきたいですね。
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「どのエロゲをプレイするか迷っている方」におすすめです。
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- エロゲを最大限楽しむための攻略順のこと。エロゲでは特定のヒロインのルートに作中の重要な要素が詰め込まれていたりするため、こういったヒロインは後ろの方に回すことが推奨される。基本的にパッケージのセンターを飾るヒロインが、この立ち位置であることが多い。
- 株式会社ロボプランニングのアダルトゲームブランド。「ASa」は、設立時のスタッフ3人のペンネームにちなんでいる。変わったシチュエーションのラブコメ作品をメインに制作しており、笑えるギャグには定評がある。ヒロインに変顔をさせるなど、ありとあらゆる手段で笑いを取りにくる。ちなみにHOOKSOFTやSMEEとは同一法人である。
- ゲームやアニメ業界で用いられる和製英語。作品のファンに向けて制作された、お楽しみ要素がメインとなる作品。エロゲでは本編の後日談や、サブキャラクターがヒロインに昇格して新規ルートが描かれたりすることが多い。
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