女装して女学園に潜入して乙女の頂点を目指したい。
誰もが一度は思ったことありますよね!
「華は短し、踊れよ乙女」は、
歌舞伎役者の主人公が女を学ぶために、女装して女学園に潜り込む物語です。
ensembleの今回の乙女シリーズはひと味違う出来栄えに……?
華乙の魅力をネタバレなしでご紹介していきます。
– 藤の乙女たちの帝都浪漫譚 –
オトコノコあり
「華は短し、踊れよ乙女」のネタバレあり感想はこちらのサイトに掲載しております。
華は短し、踊れよ乙女:タイトル情報/評価
タイトル | 華は短し、踊れよ乙女 |
ブランド | ensemble |
公式ジャンル | 大正×女装×お嬢様学園潜入ADV |
発売日 | 2022年9月30日 |
華は短し、踊れよ乙女の公式サイトはこちら。
修正パッチのDLページはこちら。
修正パッチの適用方法がわからない方はこちらの記事をご覧ください。
おすすめ度 | 3.5点/5点 (ややおすすめ!) |
こんな方におすすめ! | ・大正浪漫の雰囲気が好きな方 ・容姿に自信満々な女装主人公を見てみたい方 ・女装モノの一風変わった恋愛を楽しみたい方 |
簡易評価 | 【魅力/長所】 ・大正浪漫の雰囲気と美麗な作画 ・見ていて面白いユニークな女装主人公 ・雅で粋のある各種演出 【欠点/短所】 ・シナリオの盛り上がりは控えめ ・女装主人公の設定はやや変化球気味 |
こちらは私が実際に持っているモノになります。
概要
「華は短し、踊れよ乙女」は、ensemble2から2022年9月に発売されたエロゲです。
公式の略称は「華乙」ですね。
華乙は大正十年の日本が舞台となっており、
歌舞伎の女形役者3である主人公“藤波凜”が女を学ぶため、
男であることを隠して女学園に通う物語となっています。
華乙のストーリーは、
歌舞伎の演目で失敗して落ち込んでしまった凜が、
通りすがりに出会った英国人のヒロイン“クリスティーナ”に励まされて再起するところから始まります。
そんな華乙のネット上のコメント(Twitter、エロゲー批評空間より抜粋)を見てみると、
乙女シリーズ内でも上位に来る
テンポが小気味いい
凜ちゃんが一番かわいい
と、概ね高評価であることがうかがえます。
なぜ「華乙」は高く評価されているのか?
その理由となる本作の魅力を3つ、以下に具体的に述べていきます。
魅力
大正浪漫の雰囲気と美麗な作画
華乙は大正浪漫の雰囲気が素晴らしいです。
和と洋が入り混じるモダンな町の様子を上手に描いているんですよね。
テキストを読むのを止めて、色んな背景を思わず眺めてしまいました。
そして、本作の世界を彩る音楽も力が入っています。
OPの「万華鏡」はハイカラなメロディとDucaさんのボーカルがマッチしていて、
非常に完成度が高いですね。
また、留学生のヒロインたちが和装を披露してくれるシーンも最高でした。
異文化交流、和と洋が織りなすハーモニーを堪能できます。
このシーンは何気に、留学生たちがこちらへ歩み寄ってくれる姿勢が嬉しかったです。
昨今のご時世は色々荒れていて、相手に譲歩する姿勢が疎かになっている気がしますよね。
異なる文化や価値観を持っていてもそれを押し付けず、時には引いてみる。
相手を立てる精神を忘れずにいたいなと思えた、学びのあるシーンでした。
見ていて面白い、ユニークな女装主人公
華乙の主人公『藤波凜』は歌舞伎の女形役者ですが、
なかなか面白い性格をしているので見ていて飽きないです。
幼いころから女を突き詰めてきた凜は自分の容姿に並々ならぬ自信があり、
他人から容姿を褒められても謙遜することなく、
「でしょ? 僕だからね」とドヤります。
自分が美人であることの自負とブレない姿勢は芯が通っているので、
見ていて気持ち良かったです。好感を覚えましたね。
あと、異様に負けず嫌いなところも面白いです。
例えば、凜が女学園に編入して教室に入る場面。
謎の編入生という立場でクラスの話題をかっさらって気持ち良くなっている凜が、
クリスの人気に水を差されて驚くところは笑いました。
謎の編入性という下駄を履き、言うならば無敵にも等しいはずの今の僕が……注目度で負けている!?
あと、共通ルートの途中で凜はクリスに侮られるシーンがあるのですが、
そこでは毅然とした態度で言い返すので爽快でしたね。
自信家で胸に熱いものを秘めた華乙の女装主人公『藤波凜』は、
見ていて飽きない非常に魅力的な主人公です。
凜
「君が単純すぎるだけで、僕はちゃんと考えてるんだよ!」
雅で粋な演出
華乙は演出においても楽しませてくれます。
凜が驚いたときや心の中でツッコんでいるとき、
その心情が漫画のような吹き出しで表示されることがあります。
ノベルゲームは基本的にテキストウィンドウにしか文字を記さないので、
この演出はなかなか新鮮で面白かったですね。
あと、場面転換時に白黒のフィルム映画を流しているような演出が入ることがあります。
昔ながらの雰囲気を感じさせてくれる味わい深い演出でした。
数秒しか映らないような、細かな箇所にまで気を配ってくれるの嬉しいですね。
こういった細部にまでしっかり手を尽くしてくれる作品、私は大好きです。
以上3つが本作の魅力でした。
- 大正時代の浪漫ある雰囲気
- 個性溢れるユニークな主人公
- 雅で粋な演出
未プレイの方にはぜひプレイしてほしいタイトルですね。
欠点
高評価の本作ではありますが、2つほど欠点があります。
シナリオの盛り上がりは控えめ
華乙のシナリオは恋愛がメインなので、
大きな起伏のあるストーリーではありません。
劇的な展開や動的でうねりのある物語を求める方は、やや物足りなさを感じてしまうでしょう。
展開も真っ直ぐで先が予想しやすいシナリオとなっているので、
「こちらの期待を裏切ってほしい」というスタンスの方にもおすすめしづらい作品です。
乙女たちの恋愛を温かく見守る姿勢で楽しむのが良いかと思います。
女装モノとしては、やや設定を捻っている
これは欠点というより賛否両論点かもしれませんが、
華乙は女装モノの王道からは少し外したような設定となっています。
女装した主人公が女だらけの空間に飛び込んでドキドキして、
いつバレてしまうのかを冷や冷やしながら日々を過ごす。
みたいな感じが女装モノの定番かと思います。
が、華乙の藤波凜は女形役者であり、
自らが女であることを当然のように振る舞う人間です。
日常生活も女として過ごすよう心掛けているような、半分女みたいな男なので、
周りが女だらけでドキドキするということがまあないんですよね。
凜に好意を持つ女の子がアピールしてきても、
「僕、可愛いから仕方ないよね」みたいな感じでシレっとしています。
まあそこが面白いとも言えるわけですが、
女装している主人公が焦ったり慌てたりするのを楽しみたい方にとっては、
少しズレた主人公像になっているかなと。
以上2つが本作の欠点でした。
ただ、華乙は恋愛モノとして見るとシナリオはしっかりしていますし、
一癖ある主人公はかっこよくて可愛い魅力ある人物なので、
気になった方にはぜひプレイしてほしいです。
女装モノのプレイ経験が少ない私もしっかり楽しめたので、
女装モノや乙女シリーズの入門として、非常に良い作品ですよ。
エッチシーン
本作のエッチシーンはなかなかエロいです。
効果音などの演出は控えめですが、構図がぐっとくるものが多いです。
小春のバックは彼女のぷりぷりのお尻が突き出されて、めちゃめちゃエロかったですね。
何気に着衣と全裸を全てのヒロインで楽しめるのもありがたい仕様でした。
おすすめフェラシーン
「なんでいきなりおすすめのフェラシーンを紹介されるんだ?」と思いましたか?
私はフェラが好きだからです!
なので、私のブログではこの項目は必ず設置されます。
よろしくお願いします。
「クリスのご奉仕フェラ」
金髪ツンデレのクリスがご奉仕してくれるのたまりません。
少し苦しそうにして眉が寄ってるの、ゾクゾクして最高です。
お口が小さい子にデカち○こ咥えさせるのはもうマストですよね。
愉しませていただきました。
Q&Aコーナー
華乙をプレイするにあたって、出てきそうなご質問にお答えします。
ensembleの作品で、本作からプレイするのはアリ?
アリです。
華乙は乙女シリーズではありますが過去作と繋がりのない独立した作品ですので、
華乙からのプレイで全く問題ないです。
推奨攻略順1とかある?
必須ではありませんが、
クリスのルートは最後に攻略することをおすすめします。
他の3人はお好きな順番で大丈夫です。
完全版とか続編は出てたりする?
華乙は続編や完全版は出ていませんので、お気になさらずで大丈夫です。
ただ、ensembleの乙女シリーズは高確率でファンディスク(FD)が出るので、
後ほどFDがリリースされる可能性はあります。
サブキャラの巴やブリジットにルートが存在しないことや、
華乙自体の評判を鑑みると、FDが来る可能性は高いと予想しています。
その他、何か気になることやご質問などあれば何でもお気軽にご相談下さい。
コメントお待ちしております。
※吹き出しアイコンはensemble様の配布素材をご使用させていただきました。
華は短し、踊れよ乙女:総評
「華は短し、踊れよ乙女」は女学園に入学した女形役者の主人公が、
ヒロインたちとの禁断の愛を育んでいくお話でした。
大正浪漫の雰囲気や、女を極めようとするユニークな主人公、
楽しませてくれる粋な演出が魅力のエロゲです。
- 大正浪漫の雰囲気が好きな方
- 一癖ある女装主人公を見てみたい方
- 乙女たちが過ごす花園での恋愛模様を楽しみたい方
におすすめしたい作品となっています。
華乙は私としては2作目の女装モノでしたが、
とても面白かったので、みなさんにもぜひプレイしてほしいです。
ギャグも結構笑えたので、笑いたい方にもおすすめですね。
共通の途中、凜とクリスが茶番を繰り広げることになるシーンは必見ですよ。
華は短し、踊れよ乙女:商品リンク
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