忽然と消えた幼なじみが、5年後にその時の姿のまま戻ってくる……。
この導入だけでもう面白そうな雰囲気が漂ってますよね。
『GINKA』は主人公“青羽流星”が5年前に姿を消した幼なじみ“銀花”と再会する物語です。
・今までどこにいたのか?
・なぜ、幼い姿のままなのか?
疑問の尽きない流星に突き付けられた衝撃の真実とは――
『GINKA』の魅力をネタバレなしでご紹介していきます。
帰ろう、君がいる夏へ――
『GINKA』のネタバレあり感想はこちらのサイトに掲載しております。
GINKA:タイトル情報/評価
タイトル | GINKA |
ブランド | FrontWing |
公式ジャンル | ノベルゲーム |
発売日 | 2023年10月26日 |
『GINKA』の公式サイトはこちら。
本作は修正パッチが配布されています。
プラットフォームごとに導入方法が異なりますので、公式サイトの解説をご確認ください。
おすすめ度 | 3.5点/5点 (ややおすすめ!) |
こんな方におすすめ! | ・夏の田舎が舞台の作品をプレイしたい方 ・ダークな伝奇物語を読みたい方 ・短めの作品をサクッと楽しみたい方 ・グラフィックや楽曲のデキを重視する方 |
簡易評価 | 【魅力/長所】 ・清楚で可愛いギンカ ・美麗なイベントCG ・聴き惚れる楽曲群 【欠点/短所】 ・伝奇要素が強めで、雰囲気が暗い ・フルHD非対応のグラフィック |
概要
「GINKA」は、FrontWing2から2023年10月に発売された全年齢美少女ゲームです。
本作は「主人公“青羽流星”の幼馴染である“銀花”が神隠しに遭って突然姿を消してしまうも、
5年後にその時の姿のまま戻ってくる……」というあらすじとなっています。
本作のネット上のコメント(Twitter、エロゲー批評空間より抜粋)を見てみると、
雰囲気のよい良作
清らかでロマンチックな物語
世界観に浸れるかどうかが本作の評価の分かれ目になりそう
登場人物の心理描写を細かくやってほしかった
と、人によって評価が変わりやすい傾向の作品となっています。
それでは私がプレイして感じたGINKAの魅力と欠点を、以下に具体的に述べていきますね。
魅力
ギンカが可愛い
『GINKA』はギンカが可愛いです。
多くを語る必要もなくシンプルに可愛いので、見ているだけで幸せな気分になれるんですよね。
特にテレビの前に立ってラジオ体操するギンカはヤバいです。
無邪気に身体を動かす姿にはマジで癒されました。
私はギンカのCGはこの下のやつが好きなんですよね。
ノスタルジックな雰囲気がたまりません。
制服とワンピースをミックスしたようなデザインの衣装も良い。
白を基調にした衣装が銀髪のギンカによく似合っていて可愛いです。
あと、肩が出るか出ないかぐらいのこの襟のライン、際どいですよね。フェチを感じる。
腕を全部見せてくれているのもグッとくるというか。嬉しいポイントですよ。
……あまり語ると私の性癖がバレてしまうので、ギンカのビジュアルに関してはこの辺りでw
儚く清楚な美少女という感じで、ギンカのキャラデザはかなり好きです。
美麗なイベントCG
『GINKA』のイベントCGはかなり美麗です。
上に挙げたギンカのCGは幻想的な雰囲気も相まって、思わず見入ってしまいましたね。
海に佇む鳥居のCGも雰囲気抜群で実に良いです。
あと、駄菓子屋のラムネにまでCGを用意しているのには地味に驚きましたw
これもクオリティが半端ないです。
見出しに掲載したギンカ、リン、ひまわりがビーチバレーするCGも最高でした。
照り付ける太陽の下で楽しそうに遊ぶ美少女たち……うーんたまらん!(変態)
フロントウィングさんのグラフィックチームは素晴らしい仕事をされていますね。
クリックする手を止めて、しばらく眺めてしまうほどでした。
楽曲の質が高い
『GINKA』は音楽も良かったですね。
田舎の島特有の独特の雰囲気や穏やかな日常、
異変が起こった際の緊張感などがしっかり表現できていたように思えます。
聴いていて心地よいOP、しっとりと浸れるEDも全く隙がないデキで最高でした。
BGMは「向日葵とバイク」が私は好きでしたね。
穏やかな日常にマッチした、なごみあるBGMで非常に良いです。
以上が本作の魅力でした。
- 清楚で可愛いギンカ
- 美麗で見惚れるイベントCG
- 聴いていて心地よい楽曲たち
つづいて、本作の欠点に触れていきます。
欠点
伝奇要素が多く、暗い話になっている
これは賛否両論点かもしれませんが、
『GINKA』のシナリオはかなり伝奇3要素が濃いです。
島の歴史や夏祭りの「カタシロ流し」ができた経緯などを掘り下げたシナリオとなっており、
「ヒロインの掘り下げよりも伝奇がメイン」と言ってもいいぐらいですね。
それに絡めてギンカの謎や主人公の境遇なども描かれますが、
これらはぶっちゃけ重いので、本作のシナリオはかなりダークなテイストとなっています。
もちろんダークなシナリオが大丈夫な方は問題ないですが、
恋愛要素などに期待してプレイすると「なんか違うな……」と思ってしまいがちなので、
そこのところは留意しておきましょう。
解像度がHDまでしか対応していない
『GINKA』の解像度はHDまでしか対応していません。
本作はイベントCGがかなり綺麗なだけに、非常に惜しい点です。
「フルHDで楽しみたかったな……」と強く思ってしまいましたね。
以上2つが本作の欠点でした。
私としてはGINKAはキャラゲーではなくシナリオゲー寄りの作品だと感じたので、
キャラを目当てにプレイするのはあまりおすすめしないです。
伝奇物語がお好きな方には刺さるかもしれませんので、
そういった話が気になる方はぜひプレイしてみてください。
Q&Aコーナー
『GINKA』をプレイするにあたって、出てきそうなご質問にお答えします。
FrontWingの作品で、本作からプレイするのはアリ?
アリです。
GINKAはFrontWingの過去作と関連はありませんので、
気にせずにプレイしてOKです。
推奨攻略順1とかある?
ありません。
ヒロインは一人だけですので、ガンガン進めていきましょう。
完全版とか続編は出てたりする?
続編や完全版は出ておりませんので、そこはお気になさらずで大丈夫です。
その他、何か気になることやご質問などあれば何でもお気軽にご相談下さい。
コメントお待ちしております。
総評
『GINKA』は可愛いギンカや美麗なイベントCG、
ハイクオリティな音楽が魅力のノベルゲームです。
- 夏の田舎が舞台の作品をプレイしたい方
- ダークな伝奇物語を読みたい方
- 短めの作品をサクッと楽しみたい方
- グラフィックや楽曲のデキを重視する方
上記の方におすすめしたい作品となっています。
私は本作を「Keyのサマポケのような作品かな?」と思ってプレイしたのですが、
その予想とは全く違う内容だったので、少し期待外れでした。
シナリオもガチのシナリオゲーかと言われると微妙な部分もありますので、
そこをプッシュするにしても弱いと言わざるを得ない作品です。
肝心の伝奇要素も主人公とヒロインの関係構築に十分寄与しているとも言えず、
恋愛ADVとしてはどうにもチグハグな印象は拭えなかったですね。
一方でラストの締め方はかなり綺麗だったので、そこは良かったです。
プレイヤーが見たいと思うシーンをしっかり描いてきていたので、最後は本当に隙がなかったですね。
イベントCGとラストシーンが見所と言えるでしょう。
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- エロゲを最大限楽しむための攻略順のこと。エロゲでは特定のヒロインのルートに作中の重要な要素が詰め込まれていたりするため、こういったヒロインは後ろの方に回すことが推奨される。基本的にパッケージのセンターを飾るヒロインが、この立ち位置であることが多い。
- 株式会社フロントウイングのゲームブランド。代表作は『魔界天使ジブリール』シリーズや『グリザイア』シリーズ3部作など。近年は海外市場用に他社ノベルゲームのローカライズを行うことも多く、翻訳の強さが知れ渡ってきている。『GINKA』の企画・シナリオを手掛ける紺野アスタ氏はフロントウィング所属であったが、2024年4月に同社を退社しフリーランスとなる。
- 伝説や伝承を扱った物語のこと。ノベルゲームでは地方や田舎における古来からの風習、民話、地域信仰などを題材とした作品もこう呼ばれることが多い。
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